和休のバンディットには、スズキ純正のパニアケースホルダーが装着されていますが、これをGIVI製のパニアケースホルダーに取り替えました。
小型のパニアケースを装着したい
バイクの後部に荷物を収納するために取り付ける箱ですが、シートの後部にキャリアをつけてそこに装着する箱を「トップケース」といい、両脇にぶら下げるように装着する箱のことを「パニアケース」というそうです。
スズキのHPから引用しました。
和休のバンディットは、前オーナーがスズキ純正のトップケース&パニアケースホルダーを装着していて、これにトップケースとパニアケースを装着することができます。
これにセットされる純正オプションのトップケースは、Givi E370 同等品です。ちなみに、純正オプションのパニアケースは、KAPPA製の Givi V35 同等品となっています。
スズキのHPから引用しました。
バンディット1250SにV35を装着すると、バイクの車幅は1mほどになるでしょう。
ここまで大きいと、バイクの取り回しにも気を使いますし、駐車するときも広いスペースが必要になります。パニアケースの値段も左右両方で6万円以上しますしね。
和休の場合、ここまで大きいものはいらなくて、もう少し小型のパニアケースを装着したいのです。
パニアケースで有名なメーカーはいくつかありますが、最も小型のケースは、GiviのE22というもの。
ではこれを装着しようか、というところですが、パニアケースホルダーも対応品に交換しないといけません。
バンディット1250Sに対応するトップケースホルダーは、539FZ。
さらに、パニアケース用のPL539というパニアケースホルダーが必要です。
新品で購入すると4~5万円しますので、中古品を探していました。
トップケースホルダーはちらほら見かけたのですが、パニアケースホルダーがなかなか見つかりません。
ですが、なんとかヤフオク!で落札することができ、和休の元にやってきたのです。
GIVI 539FZ+PL539 を装着
早速、スズキ純正のパニアケースホルダーを取り外すことにしますが、じっくり観察すると、ホルダーにつながっているリアウインカーを取り外すには、リアカウル周りを外す必要があります。
で、とっぱらいました。
ここまでバラしたのは初めてだったのですが、バンディットのリアカウルそのものは外しやすいですね。ただ、そこにアクセスするまでに、パニアケースホルダーをすべて外す必要があり、これが大変でした。
スズキ純正のパニアケースホルダーは、シートの後ろにあるタンデムグリップを取り外すことで、ぎりぎりまで車体に寄せた造りになっています。
Giviのホルダーを装着するには、タンデムグリップを入手しなくてはなりません。ところがこれ、新品で購入すると33,000円もします。
そこでいつものヤフオク!をのぞいたのですが、和休の年式と明記してあるものは、安くて5,000円~といったところ。高いですね。
先代モデルであるバンディット1200のものなら数百円から出品されているので、互換性が無いか調べてみました。
ヤフオク!に出品されている商品を見比べてみると、部品に刻んである刻印が一致することがわかったので、一か八かバンディット1200のものを落札してみました。
で、とどいたのがこちらの商品です。バンディット1200用と書かれていましたが、1200に赤メタリック色は存在したかな?と疑問に思いながら入札しました。
これがその刻印。32Fと刻んであります。
商品の程度は、こんな感じ。あちこちに擦り傷があり、塗装が剥げています。どうせ色を塗るからと、深そうな傷がないものを選びました。
缶スプレーでガバ塗装。ホームセンターで普通に売っている黒の缶スプレーで2度塗り。本来なら車体色で塗られていますが、どうせ黒いパニアケースホルダーに囲まれますから、黒に塗りました。
装着した感じはこんな感じで、あまり違和感は無いように思います。
仕上げはこだわりの梨地仕上げ。
あとは、届いた部品をちゃっちゃと組み上げて、
ハイ、完成しました。
リアウインカー
リアウインカーをナンバー灯横に移設するのですが、純正の取り回しだと、配線が足りません。デイトナの説明書にも、延長が必要です。と明記されています。
少々不細工ではありますが、ストップランプの隙間からウインカーの配線を引き出すことで、配線の延長をすることなく、ウインカーを移設することができました。
純正品と比較して
純正品と比較すると、後部に10センチ、上方に15センチぐらいケースが移動していることが分かります。
一般的に、重いものは車体に近づけた方が良いとされていますので、おそらく走行安定性は落ちていると思います。
ですが、それと引き換えに使い勝手がかなり向上しました。
和休は純正ホルダーにヨーロッパスズキの純正オプションである部品を装着して、Giviのモノキーボックスを装着できるように改造し、E52という大容量のトップケースを装着しています。
実際にE52を装着してみると、シートを外そうとすると、引っかかって外れなくなってしまったのです。無理やりこじるように取り外すことができるのですが、いつかシートが破れてしまうのではないか、とヒヤヒヤしていました。
Giviホルダーに換装したことで、シート周りに余裕が生まれ、シートの取り外しも問題なくなりました。
次は、パニアケースE22を取り付けてみたいと思います。
今回使用した用品はこちら
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