2017年式以降のV-Storm650のセンタースタンドは、オプション設定になりました。
和休はこれまで6台のバイクを乗り継いでいますが、センタースタンドの無いバイクはスズキ・ジェベル200とヤマハ・ブロンコの2台でした。
センタースタンドは、チェーン清掃などのメンテナンスや、荷物をバイクに固定するときなどにあると便利な装備ですが、無くてもなんとかなる装備でもあります。
センタースタンドを標準装備すると重くなるだけでなく、排気管の取り回しやバンク角にも影響することから、最近のバイクは装備しないモデルが増えています。
和休が購入したV-Strom650も装備されていませんでしたが、オプション部品として純正部品が用意されているので、これを購入し装着することにしました。
センタースタンドを装着する
下回りの作業をするときは、車体に大きな力が加わります。車体が動いてスタンドが外れると転倒してしまいますので、フロントブレーキをかけておきます。
購入したセンタースタンドです。
車体にあらかじめ用意されているネジ穴に、部品を付けていきます。
センタースタンドを取り付ける、プレート状の部品を装着します。
右側も同様に取り付けます。
センタースタンドのシャフトが通る部品は、グリスの塗布が指定されています。
和休は、ウレアグリスを塗りました。
センタースタンド本体を、ネジで先ほど取り付けたプレートに固定します。
トルクレンチを使って本締め。
さて、センタースタンド取り付けの最難関が、スプリングの取り付けです。
センタースタンドを使わないとき、車体側に跳ね上げておくものなので、強力なものが使われています。
ネットで調べてみると、力技で強引にひっぱったり、ドライバーをつかってテコの原理で引っ張ったりする方法が見つかりましたが、和休は、スプリングフックツールを使ってやってみたいと思います。
スプリングフックツールにスプリングを引っ掛けて、引っ張ります。
ただ引っ張るのではなく、シャフトを上手く使ってテコの原理をつかって引っ張ります。
写真の状態から、右方向に引っ張るのではなく、下向きに引っ張ることで、少ない力でスプリングを引っ張ることができます。
スプリングをシャフトに引っ掛けることに成功しました。
このスプリングは、太いものと細いものと2本が組み合わさるように取り付けますので、同じように繰り返して取り付けます。
続いて、車体左側のバンクセンサーを交換します。
メガネレンチで古いバンクセンサーを取り外し、センタースタンドに付属している長いものを取り付けます。
交換完了。左側は、センタースタンドを踏み込むためのアームが出ていますので、その分、バンク角が制限されてしまうのですね。
センタースタンドをかけてみる
車体左側に立ち、右足でセンタースタンドのアームを踏み、右手でタンデムステップ辺りのつかみやすいところをつかんで、センタースタンドを降ろしました。
リヤタイヤは、ほとんど浮いていません😂
指一本入るかどうか。まぁ、チェーンメンテナンスには影響ないので問題ないのですが。
地面からあまり浮かないので、スタンドから降ろした時の車体の動揺も少なかったです。
本日使用した用品
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