2019年モデルの展示あり!カワサキモーターサイクルフェア2019 RE:WIND

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2月13日水曜日。この日、たまたま和休の仕事が休みになりました。

この時期、カワサキの企業ミュージアムである「カワサキワールド」では、特別展示が行われています。

2019年は「RE:WIND」と題し、昭和・平成の時代を駆け抜けたモーターサイクルの歴史車両の展示が行われます。

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カワサキワールドへ

神戸海洋博物館とポートタワー

JR神戸駅から徒歩20分。神戸ハーバーランドへやってきました。

カワサキワールドの最寄り駅はJR元町駅ですが、天気も良かったので神戸駅からテクテク歩いてきたのです。運動しないといけないしw

写真中央にある、帆船をイメージした建物が「神戸海洋博物館」です。カワサキワールドはその中にあります。

神戸海洋博物館の入口

こちらが入口です。入場券を購入し、入館します。

割引券は、こちらからどうぞ。

神戸海洋博物館(カワサキワールド)

住所兵庫県神戸市中央区波止場町2-2
TEL078-327-8983
営業時間10:00~17:00(最終入館 16:30)
定休日月曜日(祝日の場合は翌日休館)
URLhttp://www.kobe-maritime-museum.com/

※営業時間等は、和休が調べたものです。

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RE:WIND

カワサキ モーターサイクルフェア2019 RE:WINDの会場

特別展示室へ入ると、歴代の名車が展示されていました。

和休はあまり昔のバイクを知らないのですが、そんな和休でも名前と車種が一致する名車ばかりでしたよ。その中から、数台ピックアップしてご紹介します。

マッハ3 500SS MACH3

500SS 500 MACH3

空冷3気筒2ストロークエンジンを搭載する、マッハです。

当時アメリカに進出しようとしたカワサキは、注目を浴びるため「世界最速」を目指してバイクを開発。そうして完成したバイクが500SS、通称「マッハ」です。「とっても危ない」バイクとして知られています。

というのも、エンジン出力が当時のタイヤの性能を超えてしまい、全開で走ると曲がる、止まるだけでなく「まっすぐ走る」ことさえ難しいといわれたのです。

ところがこの過激すぎる性能がウケて、カワサキはアメリカの進出に成功したのです。

和休、一度だけ公道で見かけたことがあるのですが、煙幕のような排ガスとともに視界から消え去ったことを覚えています。

Z1 900 Super4

900 Super4 「Z1」

伝説のバイクZ1です。正式名称は900 Super4といい、空冷4気筒4ストローク900ccのエンジンを搭載し、最高速度は200km超。

デザインの評価も高く、いまでもなお、根強い人気を誇っています。

W3 650RS

650RS

お次はW3(ははお次お次ダブサン です。カワサキモーターサイクルの前身である、メグロ社のメグロK2からの流れをくむ空冷2気筒エンジンを搭載したバイクです。

W3はフロントブレーキをダブルディスク化し、走りの性能を向上させたモデルです。

750TURBO

750TURBO

カワサキのターボ付きバイク、「750TURBO」です。

1970年代に巻き起こったパワーウォーズ。車もバイクもパワー(馬力)至上主義が流行ったのです。

馬力を上げるには排気量を大きくするのが手っ取り早いのですが、それにも限界があります。

そこで、船や飛行機の分野からフィードバックされてきたのが、「過給システム」です。エンジンへ排気量より多くの空気を詰め込むことで、多くの燃料を燃やし、排気量を上げたような効果を得ることができます。

ただ、過給機付きエンジンのデメリットであるターボラグ(アクセルオンから実際に過給効果が効き始めるまでのタイムラグ)は、繊細なアクセルコントロールが必要なバイクには向かなかったようで、2014年のNinja H2、H2Rまで過給機を搭載したバイクは販売されませんでした。

ちなみに、Ninja H2、H2Rはターボラグの少ない、スーパーチャージャーという過給機を搭載しています。

ニンジャ GPz900R

GPz900R

カワサキ乗りならだれでも知っているといっても過言ではない、GPz900R、通称「ニンジャ」です。1984年のデビュー以来ファンに支えられ続け、およそ19年も製造されました。

これまでのバイクとエンジン出力は大きく変わらないものの、軽さとスリムさが生み出す高い運動性能そして250km/hを超える最高速によって、大ヒットしました。

映画「トップ・ガン」で主演のトム・クルーズの愛車として登場。世界中に知られることになりました。

Ninja H2 2018ボンネビルスピードウィーク挑戦車

Ninja H2 2018ボンネビルスピードウィーク挑戦車

1984年にデビューした750TURBOから30年、2014年にNinjaH2という過給機を搭載したバイクが発売されました。

このバイクは、アメリカ・ユタ州にある「ボンネビル・ソルトフラッツ・インターナショナルスピードウェイ」という塩湖の跡にできたおよそ5kmの直線が続くサーキットで行われた、最高速を競うレースに出場したマシンです。

カワサキの開発者テストライダーなどで結成された「Team38」が2018年8月11日から17日にかけてアメリカ・ユタ州にて開催されたモータースポーツイベント「ボンネビルスピードウィーク/P-PB 1000クラス」においてNinja H2(実車展示)で出走し、世界最速となる209.442マイル(時速337.064km)を樹立した。

Ninja H2の案内板より引用

Ninja H2 2018ボンネビルスピードウィーク挑戦車
Ninja H2 2018ボンネビルスピードウィーク挑戦車

650 W1とW800 STREET

カワサキ モーターサイクルフェア2019 RE:WINDの会場

中央のステージには、650 W1「W1ダブワン」とW800の2019年モデル W800 STREET が展示されていました。

650 W1

W1はデビューした1965年当時、国内で最大排気量のバイクでした。

英国車の影響を受けシフトペダルが右側、ブレーキペダルが左側にあるという構造でしたが、W1SAというモデルで一般的な日本車と同様、シフトペダルが左側、ブレーキペダルが右側という配置に変更されました。

W1→W3とモデルチェンジされましたが、時代はZ1を評価し、Wシリーズは生産中止となったのです。

のちに、Wの系統はW650というモデルで復活。レトロなデザインがユーザーに受けました。

その後、W650は排ガス規制で生産中止となりました。

後を受け継いだモデルはW800。W650をベースに排気量を拡大、環境対策を施して販売されましたが、さらに厳しくなる排ガス規制に対応できなくなり、2016年に生産中止となりました。

W800 2019年モデル
W800 STREET

W800 2019年モデルは、新しい排ガス規制に対応するだけでなくフロントタイヤを19インチから18インチへ変更し、フロントフォークやフレーム各部を強化するなどの改良を施されています。

W1とW800のサウンドが聞けます

ステージ前には、W1とW800の排気音を流すことができる装置が設置されていました。

もちろん、両車ともサウンドを楽しみました。エンジン形式が似ているからでしょうか、排気音も似ていました。

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おまけ

過去、和休が訪れたカワサキモーターサイクルフェアの記事は、こちらです。

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