そうだ、久しぶりに潮岬へ行こう
ゴールデンウィークを過ぎ、梅雨に入るまでの数週間は、春のバイクシーズンだと思います。
和休も、久しぶりにツーリングに出かけられる時間ができました。
で、目的地なのですが、本州最南端の地「潮岬」へ行ってみることにしました。
和休は、潮岬には2回ほど行ったことがありますが、困ったことにどんなところだったか、はっきりと覚えていないんですねぇ。
初めて行ったのは、大学生の頃、友人から「ちょっとドライブに行こう」と誘われ、夜通し走って潮岬に到着。辺りは暗く、何が何だかよく分からないまま帰宅しました。
2回目は、初詣を伊勢神宮で、その後は初日の出を潮岬で拝もう!と企画し、大みそかの夜に出発。
伊勢神宮でお参りを済ませた後、国道42号線で潮岬へ向かいましたが、なんと日の出に間に合わず、国道上で日の出を迎えました。
すっかり明るくなってから潮岬に到着したそうです。
そうです?過去形?
はい。和休は、疲れと眠気から友人に運転を任せて寝てしまい、気が付いたら自宅近くへ帰ってきていた、という状態でした。
潮岬近くのガソリンスタンドで給油したのですが、そのガソリンがやたら高かったことだけはなぜか覚えています。
「本州最南端の地」、自宅から日帰りで行ける距離にあるにも関わらず、なかなか訪れるチャンスがなかったのですが、いよいよ実行する機会がやってきました。
もう一つ、酷道好きライダーとして紀伊山地は酷道の聖地です。
白浜まで繋がった高速道路を使えば、あっという間に潮岬に到着するのですが、それでは面白くない。
バイクもジェベル200なので、延々と高速道路を走行するのは遠慮したい。
そこで、往路は奈良県にある天川村を経由して、潮岬へ向かうことにしました。
国道309号線を走る
5月28日 5:05 出発時のODOは 18,794km。
阪神高速に乗り、大阪府にある三宅ランプを目指します。
阪神高速を三宅ランプで下り、国道309号線に入ります。まだまだ交通量は少ないのですが、ツーリングへ向かうといった感じのバイクが和休をどんどん追い抜いて行きます。
富田林市へ入りました。
おや?変わった塔が見えてきましたね。
これはPLの塔といい、正式には「超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔」というそうです。
PLとは、「パーフェクト・リバティー教団」の頭文字で、甲子園の強豪校で有名なPL学園で知られていますね。
富田林市を過ぎると、大阪府で唯一の村「千早赤阪村」へ入ります。ここからは、奈良県との県境にある山を越えるため、山岳国道の雰囲気になっていきます。
和休の好きな区間に入ってきました。
国道309号線で天川村へ
国道309号線で、千早赤阪村までやってきました。
ここから、大阪府と奈良県の県境にある山「葛城山」を越えていきます。峠の名前は「水越峠」ですが、今は水越トンネルが掘られておりそちらを通行します。
近鉄吉野口駅を過ぎ、下市町を経て黒滝村へ到着しました。ここには道の駅「吉野路黒滝」があるので、少し休憩します。
ここへ来たら外せないのが、名物の「こんにゃく」です。
若い人は、「いや、こんにゃくってw」と思うでしょう。和休も食べるまではそう思っていました。
まだ、朝早いので空いているかな?と思いながら、店をのぞきます。
「こんにゃくできてますか?」と聞くと、すでに出来上がっているとのこと。さっそく1本購入し、うほうほとほおばります。
さあ、あと一山越えれば天川村です。がんばりましょう。
天川村到着
天川村に到着しました。
芸能の神様で知られる「天河神社」があることで有名です。
和休は、内田康夫氏の浅見光彦シリーズ「天河伝説殺人事件」でこの地を知りました。
天川村には何度か来たことがあるのですが、天河神社には一度も行ったことがありません。
「しかるべき時・しかるべき状態でないとお参りできない」との言い伝えもあるので、機会が訪れるのを気長に待つことにしましょう。
さて、そのスジの方には知られたお店が天川村にあります。それが、こちら「モリクラ・フラフラ」こと、森田商店です。
モリクラ・フラフラを過ぎると道はセンターラインの無い1車線の道路になり、秋にはすばらしい紅葉を見ることができる「みたらい渓谷」へ到着します。
国道309号線「白倉トンネル」です。これをくぐると人気のない山の中へ入っていきます。覚悟はいいですか?
その2へ続きます。
コメントをどうぞ!