フロントタイヤの交換から1年、やっとリアタイヤをミシュラン・ロード5に交換しました。これでやっと前後タイヤの銘柄がそろったことになります。
ミシュランタイヤのHPから引用しました。
パイロットロード4とロード5を比べてみる
交換前のタイヤは、ミシュラン・パイロットロード4でした。
細い溝が多く刻まれているパイロットロード4に対し、ロード5は、大きな溝がザクザクと刻まれていて、全く性格の異なるタイヤのように見えます。
ウェット性能が高そうなパイロットロード4に対し、ドライ路面のグリップを優先したロード5というように見えるのですが、メーカーの謳い文句では、ロード5はパイロットロード4を上回るウェット性能を有しているそうです。
5,000km走行後でさえ、革新的なMICHELIN XST Evoにより、MICHELIN Road 5は未使用のMICHELIN Pilot Road 4と同等の制動距離を実現
ミシュランタイヤのHPから引用しました。
ウェット性能が長持ちする秘密は、トレッド面に刻まれた特徴的な溝(MICHELIN XST Evo)です。
MICHELIN XST Evo (ミシュラン・エックスサイプ・テクノロジー・エボ)
路面の水膜を切り裂き、タイヤの排水能力を強化するためにデザインされたサイプと貯水ホールが特長です。
摩耗時においてはサイプが拡幅し、タイヤのシーランド比を大きくすることで排水能力を維持します。ミシュランタイヤのHP(プレスリリース )から引用しました。
タイヤが減るにつれ、溝の大きさが広くなるように奥が広がった形をしています。
また、タイヤのゴム(コンパウンド)もさらに改良が加えられ、どんな天候でもライダーが安心して走行できるように進化しているそうです。
タイヤのバランス取り
一般的にタイヤの側面には赤い点と黄色い点があります。
タイヤは均一に作られているように見えて、実は重さにムラがあります。そのままだと高速回転したときに振動してしまうので、ホイールにウェイトを貼ってスムーズに回転するように調整するのです。これをホイールバランスの調整といいます。
赤い点は外径が最も大きい箇所、黄色い点は一番軽い箇所を示します。
タイヤのバランス取りなどについては諸説ありますので詳細は割愛しますが、一般的にタイヤをホイールに組み込むときは、エアバルブと黄色い点を合わせて組むことで、重量を相殺してバランスを取りやすくします。
これはアドレスV125Gのフロントタイヤです。黄色い点とエアバルブの位置が一致していますね。
ところが、ミシュランをはじめ欧州タイヤメーカーは、この赤い点や黄色い点が無いのです。
メーカーの主張としては、十分均一に仕上がっているから不要だ、という考えだそうです。
今回、タイヤを組付けてもらい、バランサーというバランス取りをする機械でバランスを確認すると、なんとウェイトの貼り付けが不要という結果が出たのです。
ウェイトの有無にこだわりはありませんが、なんとなく気分がいいですね。
交換後のファーストインプレッションなど
交換後の感想ですが、流石新品というようなモッチリした乗り心地になりました。
交換前のパイロットロード4は、溝がまだ十分にあったものの製造日から5年以上経過したタイヤでしたが、乗り心地も良く、劣化しても変化の少ない良いタイヤだな、と思いました。
雨の中高野龍神スカイラインを走行したときも、和休のペースでは不安感は全くなくて、終始安心して走行することができました。
まだタイヤ表面のワックスも残っていますから、しばらくは大人しく走行しなければなりませんが、追々タイヤの感想も残してみたいと思います。
また、フロントタイヤのアクスルシャフト(車軸)には、ベルハンマーという高級グリスを塗布していただきましたが、リアにも同じグリスを塗布していただきました。
作業の終わったリアタイヤを手で回転させると、くるくるくると軽く回転します。交換前は1回転がやっとだったことを考えると、大きく改善しています。
バイクを取り回せば、よっこらしょと押すときの初めの動き出しが軽くなったように思います。
さらに、リアタイヤ交換の副産物として、プロにしっかりチェーン調整をしていただいたことも大きかったですね。
今回、和休が乗車した状態でチェーン張りの最終調整をしました。
バイク屋さんからの帰り道、アクセルを回してから車体が反応するまでのタイムラグが少なくなりました。
チェーンの張りは、自分では気を付けていたつもりでしたが、ちょっと緩かったようですね。
そうそう、和休がタイヤ交換をバイク屋さんに発注した12月上旬、ロード5の在庫が少なくて「メーカー在庫があと2本だったよ」といわれました。ちなみにバンディット1250Sのリアタイヤサイズは180/55 ZR17 M/C 73Wというサイズです。
今回使用した用品はこちら
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