早いもので、和休の手元にバンディットが来てから2年になります。当初の狙い通り、少々距離のあるツーリングを、快適にこなしてくれています。
さて、いよいよ2回目の車検がやってきます。
例年通りユーザー車検で通そうと思っているのですが、整備はできる限りやっておかなければなりません。
そこで、梅雨の合間の晴れ間を狙って、車検前整備を行うことにしました。
確か家に点検記録簿があったはず
まず、二輪自動車の整備点検記録簿を入手しましょう。
ググればさまざまなサイトがヒットしますので、お好きなものをどうぞ。確か、定期点検基準の別表第七と書いてあるものだったと思います。
和休は、昨年、陸運局で入手したものを使うことにしました。
整備の前に、心を込めて洗車しましょう。洗車は整備の第一歩と言われています。車体をじっくり見ることで、普段気づかない不具合に気づくかもしれませんよ。
フロント周りから点検
では、フロント周りから点検してまいりましょう。
先日、リアタイヤを交換するときに、バイク屋さんに簡単に全体をチェックしてもらっているので、おそらく決定的にダメなところはないはずですが…
体重をかけてフロントフォークやリアサスを縮め、オイル漏れがないか、異音が無いかチェック。
続いて、フロント周りをジャッキアップして点検します。
和休の持っているバイク用ジャッキをフレームにかけてジャッキアップし、フロントホイールのがたやブレーキの引きずりなどを確認します。
実は、取り回しの時、フロントからブレーキパッドの擦れるシャラシャラーという音が聞こえているので、ブレーキを引きずっているのでは?と思っていたのですが、フロントホイールを浮かせて手で回してみると、くるくるくるーと面白いように軽く回ります。
フロントタイヤを交換してもらった時に、ベルハンマーというグリスを塗ったのですが、これが効いているのでしょうか?シャラシャラーという音は出ているのですが、くるくると回ります。
続いて、ステアリングのガタなどをチェック。左右にいっぱいまで切って、ガタや異音が無いか調べます。
左右とも問題なくスムーズに動きます。
ブレーキ関係の点検
続いて、ブレーキフルードの確認をしました。
2年前に交換したものです。やや色づいてきていますね。
こちらはクラッチ側。
3か所ともオイルレベルはOK。2年たったので、フルード交換したいところですが、あいにく朝まで雨が降っていて湿度が高そうなので、後日、カラっと晴れた日にやろうと思います。
宿題はここ。リアブレーキのマスターシリンダーとタンクをつなぐホースのクランプ金具がサビサビ。ここを取り替えるとなると、フルード抜いて、タンク外してホース外してと手順が多いなぁ。
エアクリーナーエレメント清掃
次は、タンクを外して、エアクリーナーエレメントの点検です。
バンディットのエアクリーナーエレメントを確認するには、タンクを外す必要があります。
ボックスは4か所で留まっているのですが、バッテリー側の2本は、長めのドライバーでないと緩めにくいです。
また、バッテリー側の2本は、思いっきり緩めても抜け落ちにくい構造になっているので、安心して緩めてください。ただし、万が一ネジ落ちてしまうと、えらく厄介なところに落ちそうな雰囲気がします。
エアクリーナーエレメントをずいっと引っ張り出したところです。思ったより汚れていなかったので、エアスプレーを吹いて掃除しました。
念のためエアクリーナーボックスを除くと、なんと底に液体が溜まっています。
ブローバイのオイルかな?と思ってウェスで拭ってみると、オイルではなく水のような感じです。どこから入ってきたのでしょうか?
よくわかりませんが、ウェスでしっかりふき取って様子を見ることにしました。
タンクを外したついでに、取り替えたい部品があったので、交換することにします。
燃料タンクのホースを交換
その部品とは、タンクにつながるゴムホース。燃料ホースではないもので、2本あるうちの一本がちぎれそうになっています。
大分劣化して、カチカチになっていました。
Webikeで新品を手配しておきました。この際、すぐ横にあるホースも交換しておくことにしました。
ホースは、車体下までつながっていると思っていたのですが、新品のホースは、思っていたよりも短いものが届いたので、「間違って注文したか!」と思ったのですが。
よく見ると、途中に分岐があったので、この長さで良かったのです。
古いホースは、えいやっと引っ張ることで抜けました。新しいホースには、シリコングリスをごく少量ぬってホース接手に差し込みました。
レバーの根本が汚いなぁ
一応、点検記録簿にそって、ガバガバ整備を終えました。
最後に、車体各部にグリスを給油して終了です。
グリスをもって車体のあちこちを見回していると、ふと、クラッチレバーとブレーキレバーの汚れが気になりました。
こちらはクラッチレバーの根本です。グリスがほこりを呼んでコテコテに汚れが付着しています。
ブレーキ側もこんな感じ。いっちょ、バラして掃除することにしました。
クラッチレバーを取り外しました。右下の茶色の部品が、クラッチマスターシリンダーのプッシュロッドと組み合わさって、力の伝わる向きを変換しています。
固定されていなくて、押せば外れるので、外しました。ギトギトに汚れています。
パーツクリーナーとウェスや綿棒を動員してできるだけ隅々まで汚れを取り、改めてグリスアップして組付けました。
いやーきれいになりました👍
ブレーキレバーも。
少しはマシになったかな?
ま、目につくところがきれいになると気分がいいですな。
今週、車検のため陸運局へ行くのですが、ちょっと天候が怪しくなってきました。
大丈夫かな?😅
今回使用した用品はこちら
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