2月も20日を過ぎると、大分暖かくなってきました。今年の冬は暖冬に終わりましたね。
街中では、気の早いツーリングライダーの姿を見かけるようになりました。
そこで、和休もようやく重い腰を上げ、昨年から宿題になっているBandit1250Sのオイル交換を行うことにしたのです。
カストロール POWER1
今回購入したのは、カストロール POWER1というオイル。粘度は10W-40で、スズキが指定する粘度にしました。
こいつは昨年、amazonで大変安く(4L 2,000円少々)購入したものですが、外に置いていたら見事にさびてしまいました。
用意するもの
- エンジンオイル
- エンジンオイル処理箱
- ドレンボルトのガスケット
- 17mmのメガネレンチかソケット
- じょうご
(オイルエレメントを交換する場合)
- オイルエレメント
- オイルフィルターレンチ
- モンキーレンチ
エンジンオイル&オイルエレメントを交換します
では、早速交換作業に入りたいと思います。
オイルドレンボルトを緩める
オイルドレンボルト周辺やオイルエレメント周辺をパーツクリーナーできれいにしておきましょう。
ゴミが入るとよろしくないです。
Bandit1250Sのオイルドレンボルトは、こちらです。
固着しているときは、緩む方向にガツンと一撃かますほうが外れやすいかも。
ドレンボルトを外すと、古いオイルがドバーっと排出されます。
和休はエンジンが冷えているときに行いましたが、エンジンが十分あったまっている場合は、オイルも大変熱く(100℃ぐらいかも?)なっているので、やけどに注意しましょう。
このとき、オイルを注ぎ入れるオイルフィラーキャップを緩めておきましょう。
オイルエレメントを取り外す
ところで、オイル交換は、エンジンを温めてオイルが柔らかくなってから行う派と、せっかくオイルがオイルパンに集まっているのだから、冷えているときに行う派があります。
Bandit1250Sの場合、オイルエレメントを交換するなら、十分冷えているときがおすすめです。
なぜなら、Bandit1250Sの場合、オイルエレメントは排気管に囲まれ、周囲にあまり余裕がないので、やけどする可能性が非常に高いからです。
エンジンが熱い状態でオイル交換を行わざるを得ないバイクショップの方は、大変だなーと思います。
狭い隙間に手を入れ、オイルフィルターレンチをオイルエレメントにかぶせます。
オイルフィルターレンチは17mmのレンチで緩めることができますが、隙間がほとんどないので、モンキーレンチで緩めました。
はい、外れました。
良い子の皆さんは、排気管に段ボールなどでオイルがかからないように養生しましょう。
オイルドレンボルトを締める
では、しばらく時間をおいて、古いオイルがしっかり排出されるのを待ちましょう。
その間に、オイルエレメント周辺やドレンボルトをパーツクリーナーできれいにします。
オイルドレンボルトには、オイルが漏れてこないようにガスケットをはめて締め付けます。
スズキ純正のガスケットは、適正トルクで締め付けるとぐにゃっとつぶれてしまい、取り外すのがかなり厄介です。
そこで、和休は自己責任でデイトナから発売されている普通のガスケット(ドレンワッシャー)を使用しています。
鼻歌をうたいながらドレンボルトにワッシャーをはめ、
ワッシャーをはめ?
!!!
なんと、用意したガスケットがボルトに入りません。もしかして前回も同じことしているかもしれませんが、、、
おそらくアドレスV125G用に購入したガスケットかもしれません。
気合で押し込んでハマるものでもないので、やむを得ずダッシュでバイク用品店に行き、適合するガスケットを購入してきました。
ドレンボルトを元通り締め付けるのですが、緩むのを恐れてあまり強く締め付けると、ネジ穴を壊すことがあります。できればトルクレンチを使用して締め付けましょう。
オイルエレメントを取り付ける
新しいオイルエレメントには、パッキンの密封性を高めるため、新しいオイルを薄く塗布しておきます。
取り外した時と同様、新しいものを取り付けるのですが、レンチを使わずに手でねじ込みます。
オイルで滑るのですが、手で締まりきるところまで締め付けたら、レンチをセットして クックッ と力をかける程度で締め付けます。
オイルを注ぐ
オイルドレンボルト、オイルエレメント、どちらも適正トルクで締め付けができたことを確認して、新しいオイルを注いでいきます。
前回使用した ホンダ・ウルトラG2は1L缶だったのでそのまま注げたのですが、今回は4L缶なので念のためじょうごをセットしました。
オイルレベルウィンドウから、オイル量を確認します。
Fあたりまで入れたら、フィラーキャップを締め、一度エンジンをかけます。
もちろん、エンジンをかける前は、ボルトの緩みやキャップの締め忘れがないか、確認してから行ってください。
2、3分ほどエンジンを運転して止めます。
エンジンを止め、オイルパンにエンジンオイルが降りてくるのを待ちましょう。時間にして、5分ぐらいですかね。
注入したオイルがエンジン各部に巡るので、オイルパンに降りてくるエンジンオイルの量は少し減るはずです。
和休の場合、オイルレベルはLより下に下がってしまいました。
改めてFまでオイルを注ぎ入れ、オイル交換は完了。
オイルが付着したところはパーツクリーナーできれいにしておきましょう。
そうそう、オイルレベルの見方ですが、バイクをサイドスタンドで止め、右側に立ち、ハンドルと車体を支えながらゆっくりと直立まで車体を起こして確認するようにしています。
GPZ1100のサービスマニュアルには、このように記載されていました。
交換直後の感想
エンジン音が少し滑らかになったような気がします。
少し乗ってみたのですが、シフトフィールもカチャッ!カチャッ!と良好な感触です。
あとはどのぐらいこのフィールが持つかですね。
ところで、本来、エンジンオイルの寿命は油圧で見るらしいですが、中々油圧計が装備されているバイクってないですよね。
以前、Peugeot205GTiに乗っていたのですが、205には油圧計が装備されていて、交換時期になると油圧の上りが悪くなり、はっきりと違いが分かったのです。
油圧計を後付けできないことはないですが、オイルの寿命だけのために装着するには、二の足を踏んでしまいます。結局、走行距離やフィーリングを目安にして交換時期を推定するしかないですね。
今回使用した用品はこちら
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