1月14日から開始した、ブログ「旅馬」のBloggerからWordpressへの引っ越しがひと段落しました。
引っ越しの詳細はまた今度の記事にするとして、その間にあった出来事を記事にしたいと思います。
余部鉄橋へ行くことにしました
2月15、16日と但馬地方へ行く仕事があったんです。
また、今年はいい雪が降っているので、17、18日は家族でスキーに行くことにしたのです。
一回自宅に戻って、17日の朝、但馬地方へ戻ろうとしたのですが、妻が子供たちを連れて列車で近くまで来てくれることになったので、16日の仕事終わりからフリーになりました。
そこで、以前より行ってみたかった「余部クリスタルタワー」に行くことにしたのでした。
皆さんご存知の通り、香美町余部にあった余部橋梁(通称「余部鉄橋」)は、老朽化のため架け替え工事が行われ、2010年8月に新しいコンクリート製の余部橋梁が完成しました。
古い鉄橋は一部が残され、2013年5月に「あまるべ鉄橋「空の駅」公園」として整備されました。
旧余部橋梁の上は、展望台として整備されています。
展望台の床の一部は網目になっていて、下が見えるようになっています。
その高さはなんと40m!
餘部駅の歴史
ウィキペディアや香美町役場観光商工課のパンフレットによると、旧余部橋梁が完成した1912年(明治45年)当時、余部地区には駅がありませんでした。
列車に乗るときは隣の鎧駅を利用したそうですが、なんと鉄橋の上をてくてく歩いて鎧駅へと向かっていたそうです。
鉄橋の長さは310m。なんとか鉄橋を渡り終えても鎧駅までは暗いトンネルがあります。昔の人は、よくこんなところを通ったものだと感心しました。
地元の陳情により余部地区に駅ができたのは1959年(昭和34年)。なんと50年近くこのような状態が続いていたことになります。今では考えられませんね。
ちなみに「余部駅」と書くと、播但線にある駅を指します(「よべえき」と読みます。)。こちらの駅は「餘部駅」ですので、お間違えの無いように。
余部クリスタルタワーとは?
さて、余部地区に待望の駅ができたものの、地面からの高さが40mある駅までは、急な坂道をえっちらおっちら登って行かなければなりません。
若い方でもしんどいのに、お年寄りや体の不自由な方が駅まで登っているのは困難です。
そこで、公園の整備と合わせて、待望のエレベーターが2017年11月に設置されました。
ガラス張りのエレベーターは「余部クリスタルタワー」という愛称がつけられ、夜間はライトアップされます。季節によってライトの色が変わり、まれにレインボー色に点灯することがあるそうですよ。
余部クリスタルタワーで餘部駅に登ってみたよ
バイクや車の場合、餘部駅へは国道178号線沿いの「道の駅 あまるべ」にお越しください。
道の駅の駐車場に停め、駅の方へ徒歩で向かいます。
残された旧余部鉄橋の橋げたを過ぎたところに、エレベーターの入り口があります。
エレベーターの乗り口は、待合室を兼ねているそうです。壁には時刻表がありました。
時刻表の下には、列車で余部橋梁を渡るおすすめプランが貼ってありました。
時間が合えば、こんな楽しみ方もありますね。
待合室の奥にエレベーターがあります。
早速乗り込んでみましょう。
エレベーターの3面はガラス張りになっています。地上階は壁に覆われているので、見通しはありません。
最新のエレベーターが40m上の駅を目指して、ぐんぐん登っていきます。
パンフレットにエレベーターのスペックが載っていたので引用します。
施設概要
- 構造:鉄骨造り2階建て
- 面積:120m2
- 高さ:47m
- メーカー:三菱電機株式会社
- 定員:15名
- 速度:毎分60m
- 工期:2016年10月~2017年11月
- 総工費:約6億円
利用時間
午前6時~午後9時30分(無休)
利用料金
無料
ホーム階に到着しました。
誰もいないと思っていたのですが、ちょうど列車が到着したらしく、高校生と思しき学生さんが下りのエレベーターを待っていて、ちょっとびっくりしました。向うもびっくりしたと思いますw
エレベーターからホームを見たところです。奥にあるのが餘部駅です。
暗かったのであたりの景色を楽しむことはできませんでしたが、晴れていればいい景色が楽しめます。
是非、お近くにお越しの際は、お立ち寄りください。
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