旅馬をご覧の皆さんは、バイクの免許持ってますか?
和休は、大型自動二輪免許を取得しています。今日は、和休がなんでバイクの免許を取得することに決めたか、話してみたいと思います。
高校時代の和休と二輪の免許
原動機付自転車や普通自動二輪免許は、16歳から取得することができます。
和休が通っていた高校は、バイクの免許取得には親の同意があればOKだったので、同級生の中には早々に免許を取得した者もいました。
和休はというと、当時バイクには全くと言っていいほど興味がなかったので、免許のことなんてこれっぽっちも頭にありませんでした。
車の免許を先に取得しました
月日は流れ、高校の卒業が決まると、和休は車の運転免許を取得することになりました。
四輪の運転には早くから興味を持っていたこと、当時、父親が単身赴任していたので、車を運転できる者が家に必要だったという背景もありました。
大学を卒業するころには、念願のマイカーを取得。
大学の仲間との卒業旅行も、こいつで出かけました。
大学4年生。就職活動が始まりました。
和休は、ロストジェネレーションといわれる世代。超が付くほどの就職氷河期で、和休も50社ぐらいの入社試験を受けたものの結果は散々。
親からも、ここまでやってダメだったのだから、ワーキングホリデーを使って、世界を見てこい、という話もあり、東京にあるカナダ大使館などを回りそっちの方へ進もうと準備していたある日、就職内定の連絡をもらったのです。
「ワーキングホリデーの資金が貯まるまで。とりあえず3年はここで頑張ろう。」という思いもあり、そこへ就職。
結局、現在に至るまでその会社に勤めています。
社会人デビュー
就職して1年。今のうちにできることを探しているうちに、「バイクの免許を取得する」ことを決めたのです。
免許の話をする前に、和休とバイクのファーストコンタクトを少々。
大学生時代、ガソリンスタンドでアルバイトしていたことがあり、そのときの知り合いを通じて50ccのスクーター、ヤマハJOG-Zを5万円で購入。
最初は自宅とアルバイト先の往復程度につかっていたJOG君でしたが、元々旅好きな和休なので、だんだんJOGの行動範囲が広がっていきました。
大学3年生から学校の近くで一人暮らしを始め、JOG君は大学生時代の和休の足として大活躍してくれました。原付で1~2時間ぐらいの道のりなら、雨が降っていてもJOG君で出動。
でも50ccバイクは、手軽に乗れる半面、30km/h制限や二段階右折などの制約があります。
また、最初の車がマーチのMT車だったことからも想像できるように、和休はマニュアルミッションの操作が大好き。
最初はJOG君で町内を1周するだけで最高に楽しかったのですが、だんだんとスクーターの運転が退屈に思うようになっていました。
就職してからはマーチの出番が増え、JOG君に乗る機会は激減。ちょうど欲しがっていた人が現れたこともあり、JOG君はその人の元へ。
次、もしバイクを買うことがあったら、マニュアル車で125ccまでの小型車にしよう。どうせ免許をとるなら、数万円の違いで400ccまで乗れる普通免許を取得しようかな、とぼんやり考えていたのでした。
ある日、男性は30歳代ぐらいから平衡感覚が鈍ってくるという話を耳に挟み、とりあえず免許だけは若いうちに取っておこう、ということで、教習所へ通い始めました。
このとき、教習所でいきなり大型自動二輪の免許を取得することもできたのですが、自分が将来リッターオーバーのバイクに乗っているなんて1mmも思っておらず、400ccまでのバイクに乗ることができる「普通二輪免許」(昔でいう中免ですね。)を申し込んだのでした。
1段階目の教習車は、ヤマハFZ400。市販車はハーフカウルが付いていますが、教習車仕様は丸目ライト仕様。少々大柄な車体でしたが、和休も175cmありますから取り回しや足つきは問題なし。
2段階目の教習車、ホンダCB400SF(NC39)はこれに比べると小柄な車体で、わずかに窮屈なポジションだったことを覚えています。
大きな問題もなく、教習所を卒業。普通はこのままバイク屋へ直行するのでしょうが、和休はバイクのパンフレットをもらったのみで帰宅。
でも、教習所内とはいえ、バイクを操り、走る爽快さは、和休の心の中に強く残ったのです。
月日は流れ。和休は26歳で結婚。結婚を機に、それまでの愛車であったプジョー205とお別れし、妻が乗っていたトヨタ・アレックスに乗り換えることになりました。
当分の間、和休の好きなマニュアル車を購入することは、2台を維持する費用の面から不可能となります。
社会人になり、自分のお金で車が買えるぐらいの収入を得たのに、自分の好きな車を買うことはできない。悶々とした日々が続きました。
そんなとき、ふと、バイクに乗ってみたらどうだろう。と思ったのです。
和休、バイクを買う
冒頭、高校の同級生でバイクの免許を取得した友人が登場しましたね。件の友人であるNUUさんに声をかけ、バイク選びを手伝ってもらったのです。
NUUさん行きつけのバイク屋さんは、基本的に新車を扱うお店なのですが、今回は、和休の予算的な面から必然的に中古車から選ぶことになったので、NUUさんと一緒に大阪市内の中古バイク屋を回ります。
最初、ホンダ・VTRを考えていたのですが、250ccのバイクは車検がないことから中古車の相場は高いのですよ。予算内で選ぶと、あまり程度が良くないものだったので、思い切って400ccのバイクから選ぶことにしました。
400ccなら、ホンダ・CB400SFが第1候補でした。オートバイとはこんな形というオーソドックスなスタイルも気に入ったのですが、教習車のエンジン音が和休好みだったことが大きいですね。
ちなみに、教習車であったCB400SF(NC39)のエンジンは、VTEC機構の無いNC31のエンジンを積んでいます。
当時住んでいたマンションでバイク置き場を契約しようとしたら、直前になって、「ゴメン!空いてないわ」といわれ、急遽コンテナを借りるというアクシデントもありましたが、めでたく、1994年式のCB400SF(NC31)を購入。
このバイクとの出来事は、以前の記事にありますので、割愛します。
GPZ1100との出会い
400ccの性能に満足していた和休ですが、前から見ると、どのバイクも丸目1灯ですから、だんだんと人と被るように思えてきたのですよ。
ぱっと見た瞬間違いが分かるデザインといえば、やはりカウルに包まれたバイクですね。早くもバイクの乗り換えを考え始めました。
400ccで、旅向けのカウルマシンといえば、、、そう、ホンダ・トランザルプ400ですね!
ホンダのHPから引用
・・・いやいや。
ライト・オフロード好きな今の和休なら選びそうですが。
カワサキ・ZZ-R400です!
世界最速車ZZ-R1100と同じデザイン、オプションでフルパニアにもできちゃう、というピッタリなマシン。
最初、これを購入しようと思っていたのです。いつものとおりネットや雑誌を読み漁り、ZZ-R400を調べます。
画像をみて記事を読みだすと、ZZ-R1100のことが書いてあった、ということもありました。そんなことにもめげずに、記事を読み進めていくと、GPZ1100というバイクが登場したのです。
ZZ-R1100のエンジンをベースにツアラー向けに仕立て上げたバイクですが、そのデザインと国内では人気が今一つで、マイナー車扱いであったことが、和休のツボにはまったのです。
さらに和休の背中を押した出来事が、NUUさん行きつけのバイク屋に、中古のGPZ1100が売りに出たことでした。
「これは、俺に買われるためにやってきたバイクだ!」と一人盛り上がり、大型自動二輪の教習を開始したのでした。
和休、大型自動二輪の教習を始める
教習所では、125ccのスクーターに教官が、和休が教習車のCB750に乗り鬼ごっこをする、というホンマにこれ、教習メニューなの?という教習をこなしました。
鬼ごっことはいえ、交差点に見立てたパイロンをどれだけ小回りで回ることができるか、ということが目的だったようで。
この教官のおかげで、ハンドルロックまで切った微速のターンを、和休は身に着けることができました。
順調に教習をこなしていったのですが、卒業検定のその日、失敗したのです。
急制動のメニューで、停車位置を間違えてしまったのです。練習の時は雨の日だったので、一番遠いラインで停車させるのでしたが、本番は晴れていたので、一番手前のラインで止めなければならなかったのです。
停止線オーバーということで、検定中止。補習の後、再検定ということになり、GPZ1100の納車はお預け。
痛い授業料になりました。
と、いうわけで大型自動二輪の免許を取得したのですが、大型自動二輪の教習では低速の扱いを徹底的に仕込まれました。
普通二輪と大きく違うところは、リアブレーキの使い方です。微速で車体を安定させるためには、エンジン回転を少し高めなければなりませんが、排気量が大きいため速度が出てしまうのです。
そこで登場するのが、リアブレーキというわけで。
アクセルやや開け+半クラッチ+リアブレーキを同時に使うことで、人が歩くような速度で安定させることができます。
さらに、この状態で、ハンドルロックまで切ったままUターンできます。普通、ターンするときは内側に車体を傾けるのですが、この速度で内側に車体を傾けると、一気に内側に倒れてコケます。
そこで、逆に外側に体重をかけて車体を安定させるのですよ。
自分でも大型まで取得するとは全く思っていなかったのですが、このように高いレベルの指導を受けることができました。
実際に大型自動二輪に乗る、乗らないはともかく、教習だけでも若いうちに行っておきな、と自信をもってお勧めすることができます。
大型を取ろうか悩んでいる方、お金はかかりますが、迷わず取得することをお勧めしますよ!
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