
V-Strom650のウインカーを、LEDウインカーへ変更しました。
ウインカーポジションとは?
LEDウインカーへ交換する理由の一つに、ウインカーを車幅灯(ポジション灯)として点灯させたかったのです。
日本の法令では、バイクは昼間であってもヘッドライトの点灯が義務付けられていますね。
これは、バイクの存在を他車にアピールするためにそのように定まっているのですが、最近はバスやタクシーがヘッドライトの常時点灯を行っているので、バイクが目立ちにくくなっているように思います。

そこで登場するのが、ウインカーを車幅灯として点灯する仕組み「ウインカーポジション」です。
1990年代頃は多くのバイクが採用していたウインカーポジションですが、ホンダ以外のメーカーは、段々と採用しなくなりました。
ウインカーポジションのメリットは、何と言っても「目立つ」ことでしょう。ウインカーのオレンジ色が車体の端で光る訳ですから、目立ちますよね。
自分の身を護るために、「目立つ」ことは大事なことと考えています。
ウインカーポジションシステム
純正でウインカーポジションが装着されているバイクは、フロントのウインカーにW球という電球が装着されています。
これは、一つの電球の中に二つのフィラメント(発光する部分)が組み込まれているもので、ブレーキランプによく使われています。
テールランプとブレーキランプというように、光の強さも変化します。
また、ウインカーのスイッチも専用のものが用意されていて、ウインカーを作動させていないときはポジションランプに電気が流れるようにできています。
では、ウインカーポジションを後付けしたい場合は、どうしたら良いのでしょうか。
一番手っ取り早いのは、純正のウインカー回路に、ウインカーをポジション点灯させるシステムを割り込ませる方法です。
さまざまなウインカーポジションシステムが市販されていますが、和休が選んだのはこちら。
オプミッド社「ドクターランプ ウインカーポジションキット L1002」

オプミッド社の「ドクターランプ ウインカーポジションキット L1002」です。

これを選んだ理由は、外形寸法が幅28mm、長さ55mm、厚さ18mmと小型であること、IP66相当の防水機能を有していることです。
四輪用のウインカーポジションシステムは、外形寸法も大きくて非防水であることが多いので、バイクに取り付けるのは難しいと思います。
これならバイク用に設計されているので、そのあたりの問題はクリアされています。

もともとホンダ・モンキー用として発売されているものですが、和休が購入したL1002は、汎用品としても使用できます。
ちなみに、このウインカーポジションシステムは、ウインカーが電球でもLEDでもOKです。

本体の他に、接続に必要な配線等が一通り含まれていました。
ウインカーポジションシステムの仕組みなのですが、ウインカーが動作していないときはフロントウインカーに直接電気を送り、ウインカーランプを点灯させます。
ウインカーを作動させると、ウインカーポジションシステムが検知して、フロントウインカーへの電気を止め、代わってウインカーを点滅させる車体からの電気を、フロントウインカーへ送ります。
このため、車体からフロントウインカーへつなぐ線の途中に、ウインカーポジションシステムへつなぐ線を割り込ませるように取り付けます。
3パターンの動作設定が可能です
また、このウインカーポジションシステムは、様々な設定ができます。
- ウインカーを作動させた反対側の動作を「消灯」、「半減」、「維持」から選ぶことができる。
- ポジションライトの明るさを10段階で選ぶことができる。
- ウインカーポジションの動作を停止させることができる。
車体へ取り付け

本体がコンパクトかつ防水仕様なので、取り付ける場所は割と自由度が高いと思っていたのですが、V-Strom650のシート下にはあまり余裕がありません。

フレームとサイドカバーとの間に押しこめそうな隙間を発見したので、ここに本体を固定することにしました。
ただ、フロントウインカーと本体の間に4本線を通す必要があります。
ウインカーポジションの動画
ウインカーポジションの動作を動画にまとめました。参考にしてください。
動画の中でも言っていますが、和休はウインカーがじわっと消灯、じわっと点灯するプログラムが気に入りました。
本日使用した用品
- 2023年5月28日 9,762km
- ウインカーポジションシステム装着
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