その1からの続きです。
スズキのブース
いよいよスズキのブースにやってきました。
新型カタナ
2018年のケルンショーで衝撃のデビューを果たした、KATANAの実車展示がありました。さらに、展示だけでなく、跨り体験ができるようになっていました。
写真で見たときはテールが短いと思ったのですが、実車を前にしてネガティブな印象は吹っ飛びましたよ。特にフロントからタンクにかけてのデザインは、かつてのカタナを現代のデザインに昇華させた素晴らしいデザインだと思います。
シルバーのタンクに赤いSUZUKIロゴがたまりませんね。
歴代のカタナでは設定のなかった、ブラックが設定される予定です。
写真写りは、シルバーの方がいいですね。カメラやカメラマンの腕次第でしょうが、黒いバイクは細部がつぶれてしまいます。
メーター周りは、ベースとなった GSX-S1000 の雰囲気を残しています。表示される内容は、カタナオリジナルのデザインになっています。
カワサキもZ900RSが売れているし、2019年はネオクラシックが話題の中心になりそうな気配がプンプンします。
「セパハンじゃないとー」とか、「スクリーンがー」とかネガティブな意見がネット上で散見されますが、そのあたりはアフターパーツがわんさか発売されて、自分好みの一台に仕上げることができるでしょう。
V-Stromシリーズ
V-Strom1000は、倒立フロントフォーク、可変スクリーン、ラジアルマウントブレーキを装備するなど、スズキ・アドベンチャーシリーズのフラッグシップ機として申し分ない質感と性能を有しています。
ブレーキについては、2017年モデルからBosch製ABSユニットは5軸センサーを搭載したIMU(慣性計測装置)が前後の車輪速度と車体の姿勢を常に計測し、直線だけでなくコーナリング中においても最適な動作をするようにブレーキ圧を制御します。
V-Stromシリーズの最大排気量を有しますが、車両重量は228kgで 650に対し 14kgの増加にとどまります。
フルパニア状態で展示されていたのですが、跨るには左ステップに足を置いてからでないと、跨ることは厳しい車幅でした。ちなみにシート高は850mmです。
こちらは、V-Strom650XTです。
2017年にマイナーチェンジを施され、V-Strom1000と同じデザインになりました。 メーターも同じものを与えられ、視認性が向上しています。
電子制御はABSとトラクションコントロールが搭載され、必要十分。
フロントタイヤは19インチで、少々の悪路もこなせます。XTというモデルはスポークホイールを装着し、 オフロード走行の性能がさらに高くなっています。
排気量こそ650ccという中間排気量ですが、大排気量車との高速道路を使ったツーリングでもついていけるという評価も目にします。
650ccとわかるのは、わずかにリアに刻印された650の数字のみ。 車格は1000ccクラスの大きさがありますが、重さは214kgであり、このクラスの平均的な重さとなっています。
2019年モデルは、カラーリングの変更のみ。
BMWのブース
スズキの向かいには、BMWのブースがありました。和休には多分縁のないメーカーだと思うのですが、ちょいと覗いてみました。
陸の王者、BMW R1200GS ADVです。すべてのアドベンチャーカテゴリーのバイクのトップに君臨するといっても過言のない、高性能なバイクです。
スタンダードモデルであるR1200GSでもバカでかいバイクですが、ADVと呼ばれるアドベンチャーモデルはオフロード性能を高め、燃料タンクに至ってはアフリカツイン・アドベンチャースポーツの24Lを軽々しのぐ、なんと30Lもの大容量燃料タンクを装備。
スペックもサイズも「こんなバイク日本のどこで乗るんだ」というバイクですが、ベテランライダーにかかれば、
こんな岩場でも走破できる身のこなしを備えているそうです。
いろんなバイク
結局、2時間では回り切れず、時間切れになってしまいました。でも、土曜日と日曜日の様子をツイッターで窺うと、無理してでも金曜日に来てよかったと思いました。
バイク展示だけじゃないよ
トークイベント
モーターサイクルショーのイベントといえば、トークイベントもありますね。普段、雑誌やTV、ネットでお目にかかっている方が、目の前におられます。
バイク用品あれこれ
アパレルメーカーもブースを出展しています。モーターサイクルショー限定価格で販売されているものもあり、お買い得ですね。
ウロウロしていると、ちょっと変わった部品を販売しているブースがありました。
アライヘルメット
まずは、アライヘルメットの新作、RAPIDE NEOです。つるっとした帽体にちょっといかつい口元がかつてのレースシーンを想像させます。
このカラーリングが似合うバイクは、もちろん、カワサキZ900RS CAFEでしょう。
子連れライダーだって
キッズコーナーもありますよ。和休も、かつて5歳だった頃の長男を連れてやってきたことがあります。
こちらは、馬路村のブース。観光パンフレット等が置いてありました。
「うまじ村の香りをもってきたぞねえ」とあります。「はて?」と思ってよく見ると、バイクの後ろに加湿器が仕込んであるんですね。
そこには、香りの付いた液体が入っているらしく、マフラーからでてくる香りは、馬路村名産のゆずの香りがするではありませんか!
さんふらわあ
最後は、さんふらわあでおなじみ、「株式会社フェリーさんふらわあ」のブースです。
関西から九州にバイクで行くなら、ぜひ、フェリーを利用してはいかがでしょうか。
波の穏やかな瀬戸内海を通るので、揺れも少なく快適な船旅が楽しめますよ。
2018年には、新造船「さんふらわあ さつま」、「さんふらわあ きりしま」がデビュー。
かつてタコ部屋と呼ばれた雑魚寝寝台は一部残るものの、カーテンで仕切り、個人スペースが確保された寝台が多く備えられています。
また、さんふらわあは、「バイク弾丸フェリー」など様々なバイク向けプランがありますし、九州内を巡る モデルコースも用意されています。
「九州に行ってみたいけど、時間もかかるしどこをどう巡ればいいか、わからないよ。」という方には特に参考になるのではないでしょうか。
弾丸フェリーなら現地0泊、往復のフェリーでそれぞれ1泊という、2泊3日で九州を楽しむことができます。
是非、一度、九州航路で船旅に目覚めてください。いつかはライダーの聖地、北海道へとつながるかもしれませんよ。
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