2017年6月3日から阪神高速の料金が改定されます

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阪神高速とは、大阪を中心に京都、神戸を結ぶ自動車専用道路のことで、阪神間にお住まいの方は、大変なじみのある道路だとおもいます。

阪神高速道路株式会社 ドライバーズサイト
阪神高速のドライバーズサイトです。渋滞情報、工事規制情報、料金・経路・所要時間検索、路線・出入口案内など阪神高速をご利用されるお客さまのためにさまざまなコンテンツを提供しています。

 

阪神間にお住まいでない方も、1995年の阪神大震災で橋げたが倒壊した道路、といえば思い出される方もいらっしゃるかもしれません。

和休は、昔、尼崎市に住んでいまして、「高速道路」といえば、阪神高速のことだとおもっていました。実際は自動車専用道路なので、最高速度は比較的新しくできた湾岸線など一部の区間を除いて概ね60km/hとされています。

和休が免許を取得した1997年は、CDのカーナビがやっと普及しだした頃で、まだまだETCのEの字がやっと出てきたという時代。利用客は料金所に停車して、現金で利用料金を支払っていました。

 

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阪神高速の料金は区間ごとに定められた料金を支払います

距離に応じて料金が計算される名神高速道路とは違い、阪神高速は走行する区間に応じて料金を支払うシステム。

さらに都市高速だけあって、ランプの出入り口はこまめにあり、また、入口しかないランプ、出口しかないランプもあり、阪神高速をうまく利用できるドライバーは、「慣れてる」ドライバーとして一目を置かれる存在でした。

出口ランプを降りると、一方通行の路地にでる、なんてディープな面もありますが、このあたりは日を改めて触れてみたいと思います。

 

かつての阪神高速の料金体系は、環状線を中心とする大阪市内の区域内であれば、大抵はどこからどこまで乗っても一律700円(一部特定料金の区間が設けられています。)。

大阪市内から神戸へ向かう場合、西宮ランプまでが700円区間。ここをすぎると芦屋本線料金所で500円を支払い、神戸市須磨区にある終点・月見山ランプまで通行することができました。

月見山ランプを通過するとそのまま第二神明高速道路に接続し、明石西ランプから加古川バイパス(現在は無料。)、姫路バイパス(こちらも現在は無料。)と経由して兵庫県たつの市までガーっと走り抜けることができました。

並走する山陽自動車道より料金は圧倒的に安く、大阪に住んでいた大学生の和休が車で西へ行く場合は、このルートを通るのが定番でしたね。

 

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新しい料金体系が導入されます

さて、2017年6月から新料金が導入されることになったのですが、一番大きなポイントは、料金区分の変更です。

NEXCOが運営する高速道路(名神高速とか東名高速とか)は、バイクと軽自動車に適用される軽自動車料金、普通車料金、中型車料金、大型車料金、特大車料金と5つに分けられています。

これまで阪神高速は普通車と大型車の2区分しかなかったので、バイクで利用すると割高な印象がありましたが、この度、車種区分が5つに分けられるということです。

やっと軽自動車とバイク用に料金区分が設けられ、ライダーにとっては良いニュースになりました。

新しい区分はNEXCOと同様に、軽・二輪、普通車、中型車、大型車、特大車です。詳細は阪神高速のホームページをご覧ください。

 

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定額制から走行距離に応じた料金へ(ETC限定)

ETCが普及すると、これまで一律であった阪神高速の料金体系にも変化がありました。これまでは、それぞれの区間の入り口にある料金所で一律の料金を支払うしかなかったのですが、ETCにより出口ランプで距離に応じて料金を還付する、という仕組みが導入されました。

料金の単価は6kmごとに基本料金が加算されていく、というものでした。2017年6月からは、0.1kmごとに10円に変更されます。ただし、この料金が適用されるのは、ETCで料金を支払う車両に限られ、現金で利用する方は、最初の料金所で最大料金を支払って通行します。

 

例えば、バイクに適用される「軽・二輪」区分では最低料金が270円、最大料金が1,070円。

現在の料金で、神戸から大阪まで通行すると最大900円なので、少し値上げになります。

 

ETC導入によって一律料金から6kmごとの基本料金を加算していく近距離は安く、長距離は値上げという内容にシフトしましたが、それがより色濃くなったような感じを受けました。

 

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現金利用車は入口で最大料金を支払うのです

ちなみに、和休のDJEBEL200もそうですが、ETCを搭載していない現金払いのライダーは、これまでと同様、最初の料金所で最大料金を支払います。(これも一部特定料金の区間が設けられています。)。

ETC料金なら1,070円に満たない区間で阪神高速から出ても、料金の還付はありませんので、注意してくださいね。

ETC搭載車であっても出口でETC無線通信に失敗した場合、料金の還付が受けられないことになります。高速道路上でETCカードを入れ替えてしまったり、取り外してしまった場合も同様です。

この場合、「阪神高速お客様センター」へ連絡し、利用状況が確認できれば通行料金の訂正が行われるそうなので、出口で還付が行われたかどうか、しっかり確認する必要があります。

 

とはいっても、2017年現在市販されているバイクのETCは音声案内がありませんし、阪神高速の出口には料金が表示される案内もありません。ライダーは、後日送られてくる利用明細をしっかり確認する必要がありますね。

 

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新しく導入された割引

また、新しく導入された割引があります。

大阪都心流入割引」、「神戸都心流入割引」です。

複雑なのでブログでの説明は割愛しますが、要は出発地から目的地まで複数の経路がある場合であっても、同一料金としましょう、という内容です。

道路の混雑状況等に応じて経路を選択することができるので、渋滞の軽減につながるのではないでしょうか。

 

ETCを利用した割引は、ほかにもさまざまなものがあり、ここでは紹介しきれません。

お出かけ前に一度、阪神高速のホームページをご覧になることをお勧めします。

阪神高速道路株式会社 ドライバーズサイト
阪神高速のドライバーズサイトです。渋滞情報、工事規制情報、料金・経路・所要時間検索、路線・出入口案内など阪神高速をご利用されるお客さまのためにさまざまなコンテンツを提供しています。

 

ただ、こんなにいろいろな料金体系や割引があると、理解するのも大変ですね。

仮に使いこなせても、周りの評価は「慣れてる」ドライバーというより「マニアック」なドライバーになってしまいそうですねぇ。

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【期間限定】阪神高速 ETC2.0車載機導入キャンペーン

また、和休のようにETCを搭載していない方、各種の割引を受けるためにはETC機器が必要です。よく利用される方は、機器代はすぐにペイできそうですね。特に、バイクは料金所での料金の支払いが大変です。

阪神高速は本線上に料金所があるので、思いっきり追突される危険もわずかながら存在します。

とはいっても、なかなか装着できないのが現状なんですよねぇ

 

そんなあなたに朗報です。阪神高速は、ETC2.0車載機の導入キャンペーンを実施します。

詳細は阪神高速のホームページ「現金でご利用のお客さまへ」をご覧ください。二輪車も対象ですよ!

現金でご利用のお客さまへ | 阪神高速新料金制度
キャンペーン期間中、近畿2府4県(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)の車載器助成取扱店で、ETC2.0車載器を購入・セットアップ・取付を行った方を対象に、最大10,000円(税込)を助成するキャペーンを実施します。

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