三代目旅馬探し その4 Versys1000

2014年9月30日にドイツのケルンで開催された「2014 Intermot」で、マイナーチェンジされた KAWASAKI Versys1000(ヴェルシス1000) が発表されました。

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フロントデザインを一新!!

Versysといえば、ヘッドライトが縦に2灯並んだ個性的なデザインでしたが、Ninjaシリーズをイメージさせる、精悍なデザインへ変更されました。

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これまで旅馬ではSUZUKI V-Strom650に注目していて、その印象は、何度か試乗して乗り味や装備は気に入っていたものの決め手に欠ける、といったものでした。

KAWASAKI Versys650・1000についても同じようなカテゴリー・排気量のバイクとして興味がありましたが、あのフロントのデザインを受け入れることができず、候補から外していました。

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ところが、「2014 Intermot」のニュースでVersys650・1000にマイナーチェンジが施され、フロントのデザインが大幅に変更されました。

「Ninja H2R」などニューモデル3機種を「インターモト2014」に出展 | ニュース | 川崎重工
川崎重工の「ニュース 「Ninja H2R」などニューモデル3機種を「インターモト2014」に出展」のページです。川崎重工は船舶・鉄道車両・航空機・モーターサイクル・ガスタービン・ガスエンジン・産業プラント・油圧機器・ロボットなどの多彩な事業を展開する総合エンジニアリングメーカーです。

 

写真を見ると、Ninja250のヘッドライトを流用しているように見えますが、その下にエアインテークと思われる開口部が設けられて、Ninja250とも異なる印象です。

Kawasaki Versys1000の成り立ち

Versys1000は、2012年にZ1000をベースに車高を少し上げ、タンデムツーリングに適した頑丈なシャーシを有する「足長系」バイクとしてデビューしました。同じカテゴリーにはBMW R1200GS、Ducati Multistrada 1200、Triumph Tiger Explorer 、SUZUKI V-STROM1000などがあり、モデルによってオンロード向け、オフロード向けといった性格が付けられています。

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Versys1000の大きな特徴は、前後17インチのホイールとZ1000譲りの並列4気筒エンジンではないでしょうか。

また、WEBなどで評価を読むと、オンロード向けの性格を有する、というよりオンロードバイクとして作られているようです。長く取られたサスペンションストローク(ホイールトラベルは前後とも150mm。)と肉厚のシートを武器に、快適な乗り心地の旅むけバイクとしてできています。

このデザイン、気に入りました!

さて、KAWASAKIには、ZZR1400をベースにツアラー性能を高めた1400GTRというバイクがあります。和休も好きなバイクですが、高速道路を快適に走破するだけでなく、「酷道」と呼ばれる道をトコトコ走る性能が欲しい和休にとっては、排気量・ボディサイズともに大きすぎるように感じました。(価格も立派やしねぇ…)

1000cc以下のKAWASAKI車で旅向けのモデルとしては、大ヒットしたNinja1000がありますが、このモデルのコンセプトはツーリングが楽しめるスーパースポーツ。和休が乗ると、刺激が強すぎて目が三角になってしまいそうです。

もっとまったりと走りが楽しめるモデルは?長距離を快適に走破できる性能はもちろん、荷物が積める、悪天候でもへっちゃら、少々荒れた道でも進んでいける、そんな頼もしいバイクは無いだろうか?

Versys1000のスペックや成り立ちを見ると、和休の要求を高いレベルで満たしてくれそうなバイクでしたので、2012年のデビュー当時からこっそり注目していたものの、ただ一点、フロントのデザインが引っかかります。実車を見るとまた印象が変わるんじゃないか、と心の片隅では思っていましたが、なかなか走っているところを見かけません。

そんな折、ついに5月下旬のビーナスライン日帰りアタックツーリング中、美ヶ原美術館の駐車場で実車に遭遇したものの、印象は変わることはありませんでした。

和休としては、2015年モデルのこのデザイン変更、うれしいニュースになりました。

Versys1000の細部を観察してみます

 

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向かって左側がロービーム、右側がハイビームのヘッドライト。少し吊りあがった2灯式のヘッドライトは、最近のKAWASAKI車のトレンドになっている。ブランドのイメージとして定着してきたと思います。

ウインカーは埋め込み式ではなく、こけるとポッキリいきそうな場所に装備されているのが少し心配です。

大きく変更されたフロント周りに対し、リア周りはサイレンサーの変更、グラブバーの変更(専用のパニアホルダーの機能を付加?)といった小変更にとどまっている模様。塗装されていない箇所も多く、地味な印象を受けます。

スクリーン

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スクリーンはこれまでと同様、手動で上下に調整できるタイプ。

バイクのスクリーンなんて手動で十分だと思いますが、Ninja1000やV-Strom1000のように(安全運転の観点からはあまり良くないですが)走行中も調整できるような仕組みだと最高だと思います。

サイドカウル

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エンジンからの排熱をライダーに当てず、効率的に排出してくれそうなサイドのデザイン。さすがKAWASAKIといったところでしょうか。

それにしても、最近のカウルはデザインが複雑になったこともそうですが、ネジが表面にでないようにデザインされていますね。アッパーカウルはどのあたりまで一体化されているのでしょうか?

燃料タンク

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タンク容量は、21Lで変更なし。航続距離は400km程度か?

トランスミッションのギヤ比変更

トランスミッションは6速。6速のギヤレシオは0.958でオーバードライブの設定になりました。燃費向上が期待できます。

センタースタンド標準装備

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今回のマイナーチェンジで、センタースタンドが標準装備されました。旅バイクにはありがたい装備です。

ヘルメットホルダー

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最近のバイク(特に海外モデル)では装備されないヘルメットロックの設定がある(オプション?)ようです。

インストゥルメントパネル

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Versys1000のメーター。マイナーチェンジ前モデルはタコメーターが濃いブラウンであったものが、ブラックへ変更されました。

これまで和休はスピードメーターはアナログの方がいいな、と思っていたのですが、先日、Ninja250(2013年式)に乗ったときにデジタル表示も悪くないという印象になりました。

 

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オプションで、メーター左下には12Vの出力端子、右側にはギヤポジションが表示できるようになりました。

メーター照明はオレンジ色。夜間、前車のテールライトを長時間見ながら走るとき、オレンジ色は目を疲れにくくする効果があるそうです。

こんなところにも、できるだけ疲れないように長距離を走破する、といった実用性重視の姿勢を感じさせます。

その他のオプションも豊富に用意されています

さらに、今回のマイナーチェンジで、純正オプションの充実が図られました。

左右のパニアはNinja1000(2014年式)と同デザインのGIVI 製片側28L、トップケースは47L。

フル装備のVersys1000。すごい迫力です。

2016年10月 Versys1000 2017年モデルが発表されました

Versys1000 2017年モデルが登場し、細部がリファインされました。

Versys1000 2017年モデルが発表されました
Kawasakiは2016年10月、Versys1000の2017年モデルを発表しました。以下の画像は、川崎重工業株式会社のホームページから引用しました。 新色が発表されました 同社のホームページによると、2017年モデルでは塗装が...

2016年10月7日追記

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