二十四節気の一つである「啓蟄」。大体3月5日頃の時季を言います。
「冬籠りの虫が這い出る」という意味ですが、和休の住む関西では、ちょうどこのあたりを境に、ツーリングライダーを見かけるようになります。
和休も乗り遅れないように活動開始!と思ったところで、新型コロナウイルス騒動ですよ。
実は、宮崎カーフェリーを使い、3月5日から3月7日まで九州弾丸ツーリングに出かける予定だったのですよ。
でも、こんなご時世なので、やむなく宮崎行はキャンセル。仕事は休暇を取っていたので、どこかツーリングへ行くことにしました。
羽山第二トンネルを再訪するぞ
で、どこへ行こうかと考えていて、ふと思い出したのが「羽山第二隧道」です。
先代旅馬であるヤマハ・ブロンコで訪れたのですが、あいにくトンネル手前で通行止め。
そこで今回、行ってみることにしたのでした。
本日のルート
朝6:30に神戸市を出発。行きは山陽自動車道を使い、帰りは下道で帰ってきました。
最初、国道2号線のバイパスを使って、姫路西ICから山陽自動車道を使おうと思っていたのですが、途中、第二神明道路の渋滞に巻き込まれたので、加古川小野線に逃げ出しました。
下道を走って加古川北ICから山陽自動車道に入り、岡山道・賀陽ICを目指して走ります。
ところが、山陽自動車道の寒いこと寒いこと!
グリップヒーターを全開にして、やっと冷えと釣り合うぐらいの寒さです。
岡山県高梁市に到着
寒さにガタガタ震えながら、やっと賀陽ICに到着。国道484号線を西に進み、高梁市の市街地へ。
国道484号線にはループ橋があるのですが、その手前に展望台が2か所あります。
高梁市の市街地を見渡すことができます。
お日様が本気を出し始めたので、少し暖かくなってきました。防寒用に来ていた雨具を脱いで、先へ進みましょう。
前回のアタックで、通行止めの看板が掲示されていたところまでやってきました。
先へ進むと「この先、大型車通行不能の標識」が出現しました。
この先は、1車線になり、普通自動車でもやっとの道幅になります。退避所以外のすれ違いは困難です。
ついに、ブロンコが引き返した地点までやってきました。この先は、未知の領域です。
羽山第二隧道に到着
湧き水に濡れ、木々にさえぎられて、昼なお暗いジメジメした狭い県道を進んで行くと、ぽっかりと口を開けた洞窟が登場しました。
ここが羽山第二隧道の南側の入口になります。
トンネルを抜け、Uターン。反対側(北西側)の入口にやってきました。
岩の高さは、何mあるのでしょうか?カメラに収まり切りません。
岩の上の方は、こちらに被さるようにそびえ立っています。
左側には、「穴小屋」と呼ばれる鍾乳洞の入口があります。入口は低いですが、内部は広いそうです。
そばには、内部の略図が掲げられていましたが、入るのはちょっと。今日は遠慮しときます。
こちらがトンネルの内部です。素掘りのトンネルで、特にコンクリートなどで固められていないので、岩肌がむき出しになっています。
北西側の出口にそびえ立つ岩は、なんとロッククライミングを楽しむ方がおられるそうです。
岩をよく見ると、カラビナが設置されているのが分かります。
和休が撮影を終えての帰り道では、これから登ろうと準備されている方がおられました。
鍾乳洞をブチ抜いたトンネル、ロッククライミングが楽しめる岩ということで、ナニコレ珍百景に登録されているそうです。
前回ツーリングを断念したところで折り返し
羽山第二隧道を過ぎ、北へ進むと、羽山第一隧道が現れます。
第一隧道は、むき出しの岩肌にコンクリートを吹き付けたような仕上げになっています。
ここまでの道も、片側は切り立った岩壁が続いています。ホンマ、先人はえらいところに道を通したものです。
羽山第一隧道を抜けると、前回反対側からアタックし、引き返した場所に出てきました。
この先はノープランだったので、ツーリングマップルを開きながら休憩。
でも、前回のように虫に刺されるのは嫌だったので、ヘルメットはバイクに置きました。
結局、ここから折り返すことにしました。ただ引き返すのも面白くないので、地図を見ながら下道を走り、あちこち寄り道することにしました。
長くなったので、今日はここまで。その2に続きます。
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