Oct. 29, 2011 御嶽山ツーリング

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今日は、日帰りで長野県にある御嶽山へ行く予定です。

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本日の走行ルート

本日の走行ルート

ルートは、自宅のある兵庫県神戸市→阪神高速道路経由→西宮IC→名神高速道路→一宮JCT→郡上八幡ICと高速を走り、郡上八幡からせせらぎ街道経由で国道41号線に抜けて、そこからは県道を繋げて御嶽山の北側、濁河温泉へアプローチする予定。

この時期、せせらぎ街道では、紅葉が期待できそうです。

このツーリングは、和休にしては珍しくGoogle Mapで距離を検索したりとあれこれ事前に計画を練りました。走行予定距離は、往復で800kmを超えます。

これまで自動車でも1日でこんなに走ったことはないので、少し不安を感じました。

ところで和休は、マンションに住んでいまして、バイク置き場問題に悩んでいるのです。

マンション近隣の駐車場を借りていたときは、自分の車の横にGPZ1100を駐車できたのですが、マンションの駐車場に空きがでて、そちらへ移ってからはバイクの置き場が無くなってしまったんです。

マンションにバイク置き場はありましたが、現実には原付を置くのがせいぜいで、一時はGPZ1100を手放す危機もありましたが、なんとか自宅最寄駅から2駅離れた市営駐車場にGPZ1100の置き場所を確保することができました。

GPZ1100に乗るには、マンションからアドレス125G しろたん に乗り、20分かけてGPZ1100の待つ市営駐車場へ行き、そこで乗り換えていました。

ちなみにGPZ1100は1ヶ月4,500円、しろたんを駐車するのに1回300円と、費用ばっかりかかってウマくないです。まぁバイク用コンテナを借りるよりは安く上がっているのが救いですがね。

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GPZ1100エンジン始動

2011年10月28日 1:28。チョークを軽く引き込み、エンジン始動。東へ

阪神高速道路 若宮ランプ

若宮ICから阪神高速へ。

真夜中の阪神高速を走行している車は少なく、オレンジ色の照明に煌々と照らされた光の道を淡々と進みます。

GPZ1100を目覚めさせるように、西宮まで遅い方の流れに乗って走ります。

西宮ICから名神高速へ

名神高速道路への分岐点

ここから走り慣れた名神高速へ分岐します。

西宮ICの料金所のETC未装着車のレーンは一番左にあります。

このレーンには左ハンドル車用の発券機も設置されているのですが、和休は10年ほど前、左ハンドルのPeugeot205GTiに乗っていて、遠出するときは、いつもこの発券機でチケットを受け取っていたことを思い出しました。

205はパワーウィンドウが装備されていましたが、国産車と違い、オートでウィンドウを閉めることはできません。

スイッチもドアの下の方にあり、忙しくシフトチェンジしながらウィンドウを閉めながら後方を確認しながら本線へ合流したのは、今となってはいい思い出です。 

名神高速を東へ

GPZ1100にとって、100km/hの世界はとっても快適。タコメーターは4,000回転手前を指し、振動も少なく、大きなカウルによってライダーの周りはすうーっと風が通り抜ける。

都市と都市の間は道路照明も少なくなり、それが「遠くへ行くんだなぁ」という気持ちにさせます。 

名神高速桂川PA

名神高速道路 桂川PA上り線

1時間ほど走行したので休憩。車でもバイクでも長距離走行のときは、1時間ごとに休憩することにしています。

特に高速走行では同じ姿勢が続き、いつの間にか末端の血液の流れが悪くなっていることがあります。そんなときに運悪く、緊急回避の動作を要求されるような事態が起こり、体が反応しなかったら最悪です。

バイクの駐車スペースにGPZ1100を滑り込ませます。ホットコーヒーで一息つき、高速を降りてからのルートを確認します。といっても目的地の郡上八幡ICはまだまだ先です。

ここで休憩した目的はもう一つあって、高速を降りる前にどこで給油するか確認したかったのです。

ガソリンスタンドが開いていそうな街中は、おそらく早朝に通過してしまうでしょう。御嶽山の山中で燃料計とにらめっこするなんて御免です。

しばらくすると、1台のバイクがやってきました。タンデムシート上にはキャンプ用品が積まれています。

バイクはCB1300スーパーボルドールでした。ヘルメット越しに目があったので軽く会釈。

トイレから戻ってきたCBのライダーさん「Kawasakiのなんてバイクですか?」

和休「GPZ1100です。みたことないですか?(笑)前から見ると、一瞬CBに見えるでしょう?」などと2、3言葉をかわし、和休が先にスタートしました。

目的のICは東海北陸道郡上八幡IC。あと約200km。

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早くも睡魔さんがやってきました

調子よく進んでいたのですが、大津を通過したあたりからじわじわと眠気が襲ってきました。無理は禁物です。多賀SAで休憩することにします。ここなら最悪、仮眠室があるので、休むこともできるでしょう。

😪 😪 😪

1時間ほど休憩したでしょうか。あたりは日の出の雰囲気です。すっかり冷え切ったGPZ1100を起こし、いつもの調子で本線へ合流したら滑ってしまうでしょうから、SA内をゆっくり走行しタイヤを暖めながら出発することにしましょう。

東海北陸道では、白のXJ6ディバージョンに引っ張ってもらい、つかず離れずの距離を保ちながら走行。

東海北陸自動車道 長良川SA下り線

予定通り、長良川SAで給油のためピットイン。

御嶽山アタックに向けて和休もGPZ1100も満腹にし、朝霧の立ち込める郡上八幡ICに到着したのは7:06でした。

東海北陸自動車道 郡上八幡IC

郡上八幡IC
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 市街地の紅葉は時期外れでしたが…

郡上八幡ICからは、「せせらぎ街道」として知られる国道472号線を北上します。

沿道にある道の駅「明宝」では国産豚肉を100%使用した「名宝ハム」が販売されています。和休の好きな一品ですが、売店はまだ空いていませんので、次の機会を楽しみにしましょう。

明宝観光協会 公式サイト
郡上市明宝の公式サイト。明宝観光協会より、とっておきの観光スポット・お土産・おすすめ情報・旬な話題・ローカルな小話などをご紹介します。

道の駅 パスカル清見
岐阜県高山市清見町大原858−1

道の駅パスカル清見の先を右折し、国道257号線へ。

途中、気温0℃表示のサインがあったりしたものの、特になにごともなく順調に走行できました。

国道257号線にて
国道257号線にて
国道257号線にて

岐阜県の3桁国道らしい1車線の道が続きます。

この辺は、だいぶ落ち葉がたまっているので紅葉のシーズンは過ぎたのかもしれませんね。落ち葉はきれいに道路脇に寄せられているので、安心して走行できます。

道の駅 南飛騨小坂はなもも
岐阜県下呂市小坂町赤沼田811−1

国道41号線を経由して岐阜県道437号線に入り、道の駅「南飛騨小坂はなもも」で小休止。

道の駅「はなもも」にて

天気は雲一つない晴天。期待が高まります。

国土交通省中部地方整備局

御嶽山のふもとへアプローチ

岐阜県道441号線にて

いよいよ県道441号線。御嶽山へのアプローチです。

濁河温泉まであと18km

御嶽山をかたどった濁河温泉にごりごおんせんの看板も出現し、気分はどんどん高揚します。

岐阜県道441号線にて

林の中を駆け抜けます。

県道441号線は、紅葉最盛期♪

この道路に入ってから他の車と出会わない。贅沢な景色を独り占めです。

御嶽山が見えてきました

御嶽山

林を抜けると景色がぶわわーっと広がり、ついに御嶽山が見えてきました!

しばらく御嶽山を眺めながら走り続けます。

御嶽山とGPZ1100

退避場所があったので御嶽山とGPZ1100を撮影。

最近トップケースを手に入れ、ついに快適ツーリング仕様が完成しました。

日本一の溶岩流跡

溶岩流展望台

御嶽山の北側には、「日本一の溶岩流」と呼ばれるポイントがあります。

御嶽山・日本一の溶岩流
御嶽山・日本一の溶岩流

御嶽山が今から約54,000年前に噴火し、溶岩が流れ出た跡といわれています。

御嶽山の火口から約17km下流にある小坂町まで続いており、端部は「巌立がんだて」と呼ばれ天然記念物に指定されています。

ジオパーク – 飛騨小坂観光協会

しかし今日は、雲ひとつ無い素晴らしい天気。

そういえば誰かが「御嶽山周辺は、とても雨が多い。もし晴れたら山が歓迎している証拠だよ」と言っていた。本当ならばとってもうれしい。

なにせ今年に入ってからツーリングと呼べる走行はたったの2回です。

岐阜県道441号線にて

今日、こんなに天気がいい理由は、和休の運の良さだけではありません。

快適ツーリング仕様のGPZ1100には、天候をも味方につける秘密兵器があります。

照晴くn

それは、てるてる坊主の「照晴くん」。

大平展望台
肝心の展望台からの写真を撮っていないことに気づきました🤢

さらに少し行くと、展望台がありました。

ちょっと時間が押しているけれど二度とこんな天気は無いでしょう。迷わず駐車場へ滑り込み、雄大な御嶽山を独り眺めることにしましょう。

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濁河温泉到着

さて、おなか一杯になるほどぐにゃぐにゃした県道を走りきり、ついに濁河温泉へ到着しました。

温泉街へ入って右手に郡上市営の温泉があるので、そこで一風呂浴びて休憩したいと思います。

濁河温泉市営露天風呂
岐阜県下呂市小坂町落合2376−1

脱衣所を出ると、外でした。

なんと、ここの温泉は露天風呂しかない風呂なんです。1人いた先客が和休と入れ違いに出てゆき、ここも貸切状態になりました♪

入浴してみると鉄の香りがします。湯船の縁には温泉の成分でしょうか?結晶化したものが付着しています。

手足を広げ雲ひとつ無い空を見上げる。ここは標高1,800m。なんだか空の青さもいつもと違うような気がします。

濁河温泉で十分充電したあとは、御嶽山の北側をぐるっとまわって開田高原方面へ。今日は温泉に入るのと開田高原でそばを食べるのが目的です。

むっちゃぐにゃぐにゃな警戒標識

県道は、引き続きぐにゃぐにゃのようです(汗)

こんな標識、教習所でもらった表には載ってなかったような…

乗鞍岳
乗鞍岳がみえてきた!
御嶽山ツーリング中のGPZ1100

御嶽山北側の県道は拡張工事がなされ、チャオおんたけスキー場に近づくにつれ、快走できる区間になります。

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開田高原九蔵峠

九蔵峠からの御嶽山

御嶽山の東側へ出てきました。ここは九蔵峠。御嶽山の展望台が整備されています。時間はお昼になったけど、あいかわらずいい天気が続いてくれます。

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開田高原のおそば屋さん「ふもと屋」

宿とそば処 ふもと屋
長野県木曽郡木曽町開田高原末川2819

開田高原のおそば屋さん「ふもと屋」に到着。

ここは、ライダー優遇制度があり、ライダーはそばの大盛が無料になります。

そば処 ふもと屋

住所長野県木曽郡木曽町開田高原末川2819
TEL0264-42-3012
営業時間11:00~15:00
定休日木曜日
備考宿泊施設でもあるので、宿泊することもできます。
日帰り蕎麦処|開田高原 古民家宿と蕎麦処 ふもと屋【公式サイト】
開田高原育ちの蕎麦粉で打つ自慢のお蕎麦。昼間はお食事処にて、お食事のみご利用のお客さま向けの蕎麦処を営業しております。

※営業時間等は、和休が調べたものです。

和休はざるそばが大好きなので、いつもはざるそば、メニューにあればもりそばを注文するのですが、今日は少し寒かったのと、ここの名物である「とうじそば」を注文しました。

とうじそば

お鍋に具とダシが入っており、「とうじかご」でおそばをひとかたまりずつ鍋でしゃぶしゃぶと温め、ぱくっといただく。ちょっと甘めのダシが体に染み渡ります。

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時間には限りがあります

時間は13:00。そろそろ御嶽山とお別れです。国道19号線へ出て、中央道中津川ICから中央高速→名神高速を経由して帰ることにしました。

「家に帰るまでが遠足です。」名残惜しい気持ちを残しつつ、GPZ1100のエンジンを始動。さぁおうちへ帰ろう。帰りも頼むよ。

Oct. 29, 2011 御嶽山ツーリング おしまい

このページは、2011年11月5日土曜日に作成し、2016年5月29日、2019年12月29日に大幅に加筆修正しました。

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