和休が走行したビワイチルート
CBTR2022
和休の走行ルート
いよいよセントラル・ビワコ・ツーリングラリー(以下、「CBTR」といいます。)本番の日がやってきました。
時刻は朝6時。ホテルを出てスタート地点である彦根港へ向かいます。
今日のルールとしては、ゴールゲートが閉鎖する17時までに5か所のスタンプポイントでスタンプを獲得しつつ、琵琶湖を1周して彦根港に帰ってくるというもの。
その他ルートに制限はなく、琵琶湖を右回りでも、左回りでもどんなルートを通っても構いません。
さらに、運営からの挑戦状として、琵琶湖の最南端にある瀬田の唐橋を通過するというオプションが存在します。ただし、瀬田の唐橋を通過しても、なんら特典はありません。
SSTRの道の駅・狼煙のような立ち位置です。
さらにさらに和休には、もう一つ制限がかかりました。なんと15:30までに神戸市の自宅まで帰らなければならなくなりました🤢
逆算すると、名神高速道路・彦根ICを13:30まで通過しなければなりません。
かなりシビレる展開になってきました。最悪の場合、途中離脱しなければならないかも。
スタート地点・彦根港
彦根港
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6:30頃、彦根港に到着しました。和休が到着した時間に集まっていたのは20台ぐらいでしたが、すぐに次から次からとバイクが到着してきました。

V-Strom650にゼッケンを貼り付け、スタート準備はばっちり。
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観光船オーミマリンの店の前には、立派なスタートゲートが設置されていました。かなり本格的です。
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7:00から開会式が始まりました。運営から注意事項が述べられた後、風間氏があいさつ。
「んじゃ、今から全員で記念撮影します!」の声がかかると、
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高所作業車にカメラマンが乗り込み、上空から記念撮影してくれました。
後日、この写真は専用サイトで販売されました。小さく写っているかな?と思っていたのですが、しっかり顔が確認できる程度には写っていました。
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記念撮影が終わり、自分のバイクに戻るころには、広場はバイクで埋め尽くされていました。100台以上いるのではないでしょうか。
スタート時刻は7:20。列の先頭から順番にスタートしていきます。
スタート
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そろりそろりとスタートゲートに向けて進んで行きます。大型フェリーに乗り込む前のような感じのワクワクドキドキがたまりません!
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ゲートが近づいてきます。だんだん緊張してきました。
2列に並んで右側のバイクからスタート。10秒ほどの間隔を開けて左側に並んだバイクがスタートします。
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なんとスターターは、風間氏が直々に務めておられました。
手に持った旗は、同時開催されているサウザンラリーの参加者が宗谷岬で寄せ書きしたものだそうです。
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右側のバイクがスタート。
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続いて、和休がスタート。
風間氏や運営の方が、スタートする皆さんに二言三言、声をかけてくださいました。
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さあ、琵琶湖一周のスタートが切られました。時刻はおよそ7:40。5時間後にはここに戻ってこなければなりません。
ビワイチ
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CBTRがスタートしました。和休は琵琶湖を反時計回りに周ることにします。
しばらくは、道路左側に琵琶湖を眺めながら快走路を北上していきます。ナビにはとりあえず道の駅・湖北みずどりステーションを設定。
撮影ポイント
CBTRのスタート&ゴールDAY限定イベントの一つに、カメラマンによる走行写真の撮影があります。
一つ目のポイントは、道の駅・湖北みずどりステーションを過ぎてしばらくしたところ。
ここは、琵琶湖の雄大な景色を背景に快走する写真が期待できます。
撮影ポイントには、CBTRのノボリとカメラマンがスタンバイ。バイクに貼り付けてあるCBTRステッカーを確認して撮影してくださいました。
こちらの写真も、後日専用サイトで1枚1,000円で販売。
ただ、通過時刻順だったので、自分の写真を探すのが大変でした。
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対向車からヤエーいただきました!
奥琵琶湖パークウェイ
単純に琵琶湖沿いをトレースしても面白くない。そう感じた和休が設定したルートは、琵琶湖の北にある奥琵琶湖パークウェイの展望台を経由すること。
奥琵琶湖パークウェイは、かつて有料道路でしたが現在は無料です。
琵琶湖を高いところから眺められる場所は、あまり多くありません。奥琵琶湖パークウェイにある展望台は、貴重な琵琶湖を眺めることができるポイントなんですね。
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奥琵琶湖パークウェイは、現在一方通行規制が敷かれています。
琵琶湖を時計回りに周る分には問題ないのですが、反時計回りに周りながら奥琵琶湖パークウェイを通ろうとすると、いくぶんのタイムロスが生じます。
ここは国道303号線大浦口交差点です。ここを左折して、奥琵琶湖パークウェイを目指します。
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琵琶湖の北岸を走り抜けます。海のような干満の差も無いので、道と湖面との距離は近く、ほとんど湖面の横を道路が通っています。
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奥琵琶湖パークウェイへの分岐点が現れました。左へ行くと奥琵琶湖パークウェイに入ります。
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分岐を過ぎると、道路はぐんぐん標高を上げていきます。
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125ccのバイクのグループとすれ違いました。多分、CBTRの参加者では無いようですが。
奥琵琶湖パークウェイは、ツーリングの目的地としても有名です。
元々有料道路であっただけあって、適度な道幅とアップダウンとコーナーが続きます。
つづら尾崎展望台
つづら尾崎展望台
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奥琵琶湖パークウェイの終点には、「つづら尾崎展望台」があります。

無料化したからでしょうか。木々が伸び放題になっていて、展望台からの琵琶湖の眺めはあまりよくありません。
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V-Strom650を停めて一服。展望台にはトイレと売店があります。
展望台に着いて思い出したのですが、和休、かつてGPZ1100でここに来たことがあります。
カワサキのTR250のツーリングクラブに混ぜてもらって、琵琶湖一周ツーリングをしたことがありました。ちょっとびっくりなのが、すでに10年ぐらい前の出来事だったということです。
あの時から比べると和休も色々ありました。子供もできたし、バイクも変わったし。
あのときツーリングのしんがりを務めていてくれていたメンバーは、ある日の通勤中にバイクの事故で他界するという衝撃的な出来事もありました。
静かな湖面を眺めていると、ちょっぴりおセンチ(古)な気持ちになってきました。
とっとと出発することにします。
第1スタンプポイント・マキノピックランド
マキノピックランド
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第1スタンプポイントである「高島市農業公園マキノピックランド」に到着しました。
ここは有名なメタセコイヤ並木の横にあります。
メタセコイヤ並木には第2撮影ポイントがあって、メタセコイヤ並木を走り抜ける愛車の写真を撮影していただけます。
メタセコイヤ並木に停車してバイクと記念撮影するのは、現在では禁止となっています。プロカメラマンが撮影してくれるなんて、なかなかない機会です。
もしカメラマンが気づかなかった場合は、Uターンして再アタックしても良いとのこと。
マキノピックランドの駐車場でCBTRの公式ラインを開き、スタンプをゲットします。
ゆっくり散策したいところですが、和休の行動時間には制限があります。先を急ぎます。
琵琶湖西岸
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第2スタンプポイントである近江神宮を目指して、琵琶湖の西岸を南下します。
和休、あまり琵琶湖の西側を走ったことは無いのですが、湖岸にはところどころ休憩できるような広場があって、時間があればここにバイクを停めてぼーっと過ごすのもいいですね。

国道161号線に入りました。琵琶湖の西岸は京都と福井を結ぶ最短距離になりますので、道路も整備されていて快走路が続きます。
ふと、湖上に鳥居が見えてきました。

琵琶湖沿いにある「白鬚神社」の「湖中大鳥居」です。
公式HPによると、神社の前の湖の中に鳥居が描かれた絵が残っていたり、天変地異が起こるときは鳥居が見え隠れするといった伝説が残っているものの、実際に鳥居がそこにあったかどうかは不明だそうです。
昭和12年、実際に鳥居が建立され、現在の鳥居は2代目だそう。
いまでは映えスポットとして知られています。
第2スタンプポイント・近江神宮
近江神宮
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国道161号線は、湖西線・近江舞子駅付近から「琵琶湖西縦貫道路」という無料の自動車専用路になります。
最初のうちは快走していたのですが、琵琶湖の南側に近づくにつれ停滞し始め、ついには渋滞となってしまいました。琵琶湖の南側は、県庁所在地である大津市があり人も車も多く、ノロノロ運転を強いられます。
近江神宮でも駐車場でスタンプをゲットして、すぐさま次のスポット目指して出発。いつもながらせわしない。
琵琶湖最南・瀬田の唐橋
瀬田の唐橋

CBTRの基本ルールとしては、彦根港を出発し琵琶湖を1周ながら所定のスポットをめぐり、彦根港に帰ってくること。
ですが、びわツー実行委員会推奨のルートが存在します。それがこちら。
・彦根港からスタートし、彦根城でゴールすること!
・反時計回りに回ること!(琵琶湖が綺麗に見れます!)
・必ず瀬田の唐橋を渡ること!(胸をはって琵琶湖を1周したと言いたいなら!)
「ほう、瀬田の唐橋を渡ることとな。」和休のハートに火が付きました。
そこで、時間に限りがある中でもここは外せない、として瀬田の唐橋通過チャレンジを敢行しました。

滋賀県民の切り札
琵琶湖の水、止めたろか。
はここを閉ざすことで実現します。
あんなに広かった琵琶湖も、ここでは対岸に声が届く距離。
ちなみに琵琶湖は河川法という法律上の扱いでは、「湖」ではなく「河川」に分類されるのだそう。
「一級河川琵琶湖」。利水や治水の面でそのように規定されているそうですが、ちょっと意外ですね。
琵琶湖東岸はワープ
時間が無い中で、わざわざ瀬田の唐橋までやってきたのは訳がありました。
ここから名神高速道路の瀬田東ICが近いのです。元々、琵琶湖の東側は交通量も多く、通過に時間を要すると考えていました。
そこで、瀬田東ICから彦根ICまで高速道路を使います。
ちょっと反則技のようですが、背に腹は代えられません。
彦根港
彦根港

すべてのスタンプポイントを通過し、13:19に彦根港に戻ってくることができました。
ゴールゲートにはカメラマンが配置されていて、ゴールゲートをくぐる瞬間を撮影してくださっています。
ゴールゲートを通過して、係りの方にスマホを見せ、すべてのスタンプが記録されているか確認してもらいます。
確認が完了したら、CBTRは終了。この後は特にイベントも無いので、自宅に帰ることになります。
スタート時は色々イベントがあったのですが、えらくあっさりしたゴールでした。
完走の証

彦根港ですべてのスタンプを通過していることを確認したら、受付に申告して「完走」として記録されます。
受付で、完走者に渡される第一回記念フィニッシャーバッチと第一回記念限定ステッカーをもらいました。
ところがこれ、後日、CBTRのWEBサイトで販売されていたんですね😅
CBTRを完走してみて
琵琶湖一周は約200kmで、日帰りのツーリングとしてはちょうど良い距離だと思います。
ですが、彦根港を朝出発して一周するとなると、大津周辺を昼頃に通過することになります。
大津周辺では間違いなく渋滞にハマるし、大津を過ぎても彦根まではあまり快走区間は無いように思います。
ツーリングの楽しみが「バイクで快走路を走ること」が目的の方は、ちょっと不完全燃焼になるかな、と思いました。
楽しかったか?と聞かれたら、そんなに楽しくなかったです。
しかしながらCBTRを楽しめなかったのは、完全に和休に要因があります。
家の用事で夕方までには自宅に帰らなければならなくなったので、スタンプポイントをゆっくり観光する時間を省いたり、常に時間との戦いをしていたので、渋滞にハマってイライラしたりしたことが原因なのです。
また、改めて、人が多く参加するイベントが苦手だということを痛感しました。
和休にとっては、通常ラリーの方が性格にあっていたかもしれませんね😅
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