メインジェット、ニードルジェット、ジェットニードルそしてニードルバルブをセロー225(3RW)のものに換装を終え、気になったボコつきも解消。
テストを兼ねて、BRONCOとは初めてになるツーリングに行ってきました。
今回の目的地は、岡山県高梁市にある「羽山第二隧道」そう、トンネルです。
ただのトンネルではありませんよ~
和休がこのトンネルを知ったのは、こちらのネット記事を読んででした。
実はこのトンネル、鍾乳洞を掘って造られたトンネルなんです。さらにこの道は、岡山県が県道に指定しているとのこと。
これは是非現物を見てみたい、と思っているうちにDJEBEL200からBRONCOへ乗り換え。
そしてBRONCOをツーリングに連れて行くための準備などで時間がかかり、今年のツーリングシーズンで訪れることは難しくなってしまったなぁと考えていたのです。
ところがうれしいことに、週末出勤した代休が金曜日にとれることになったんですよ。その日は子供たちも学校や幼稚園に行っているし、これ幸いとツーリングに出かけることにしたのでした。
西へ
今日は、キャブレターセッティングの様子を見ることも目的なので、できるだけ高速道路を使わずに走ることにしました。
自宅から第二神明を使わず、県道を繋いで明石西ICから通行料無料の加古川バイパス、姫路バイパスに入ります。ところが平日なのでバイパスはびっちりと渋滞。ノロノロ運転になりました。こんなことならバイパスは使わないルートを引けばよかったと後悔。
結局、三車線になる高砂西ICあたりまでず~っと混雑していました。
渋滞走行も疲れたので、姫路別所PAで小休止☕
ここからは兵庫県道5号線を通り、たつの市の山間部を西へ西へと走行します。
100kmほど走ったところで給油のためガソリンスタンドへ。
BRONCOのタンクは約8L。リザーブまで約6Lで、燃費を25km/Lと考えると100kmを超えたあたりでガソリンスタンドを探し始めなければなりません。
これまで乗ってきたバイクはどれも300kmほどの航続距離を有していたので、めんどくさいと思うほど、給油の回数が増えます。
これが今のところ、BRONCOの最大のデメリットかなと思っています。
廃線跡?
国道374号線と国道484号線の分岐点となる交差点で信号待ちをしていると、何やら廃線跡のような標識を発見しました。
「片鉄ロマン街道」と書いてあります。
調べてみると、和気町にかつて存在した片上鉄道という鉄道の廃線跡でした。
片鉄ロマン街道
廃線となった片上鉄道が自転車道として復活。駅舎やプラットホームなど当時の面影を残す。美咲町吉ヶ原から備前市片上までの総延長34kmの自転車道。沿線では吉井川の清流や季節ごと彩を変える山々をサイクリングやウォーキングで楽しむことができる。
JR和気駅や鵜飼谷交通公園ではレンタサイクルも利用できる。
岡山県和気町のホームページより引用
和気町のホームページによると、ウォーキングやサイクリングで楽しむことができるように整備されており、道中はかつての鉄道を偲ぶことができる設備が残されているようです。
これは面白そう。いつか再訪してみたいと思います。
のんびり行きましょう
目的地の羽山第二隧道は、岡山県道300号線上にあります。
国道484号線から国道180号線へ岡山県広域農道「かぐら街道」で県道300号線へアプローチしました。
地図を見ると分かるのですが、国道180号線から少し南へ下り、国道313号線を使って県道300号線へアプローチする方が近いのです。
実はルートミスで、遠回りとなるかぐら街道の方へ曲がってしまったのですねぇ。
おかげでこんなスポットにも出会えました。松山城の写真は失敗しましたが😅
通行止め
どーしたことでしょう。
目的地まであとわずかというところで、こんな看板が立っています。
せっかくここまできたのですから、行けるところまで行ってみることにしました。
もしかしたらトンネルまで何とかいけるんじゃないか。なんて思いながら。
通行止めの看板を後にし、ずんずん進みます。
ところが、民家が途絶えて数分、行き止まりのパイロンが出現しました。
残念ですが、これ以上進むわけにはいきません。
落石による通行止めなので、無理に侵入すると落石に巻き込まれるかもしれませんしね。
一度、通行止めの看板まで引き換えし、う回路を通って通行止めの先へ回り込み反対側からトンネルへのアプローチを試みることにしました。
誰も通行しないのをいいことに、BRONCOの撮影としゃれ込みました。
リトライ
う回路を通り、反対側までやってきました。
通行止めの看板には、通行止め区間は羽山トンネルを過ぎたところからのように読めます。
「もしかしたらトンネルの入り口ぐらいまでは行けるかもしれない。」
なんて思いながら、BRONCOのスロットルを開け、苔のセンターラインが引かれた道を急ぎます。
落石注意の標識の先に、道の上へ覆いかぶさっている巨大な岩が現れました。
巨大な岩は、石灰岩でできているのでしょうか、石灰岩の大地「四国カルスト」でみたことのある岩肌は、まるで波のよう。
地図によると、この先に分岐があり、左折すると目的地のトンネルのはずです!!
無情にも、左折したところにパイロンが置いてありました。
「欽ちゃんの仮装大賞」のように「兵庫県から来たんだよぉ~」と叫んでみてもむなしく響き渡るばかり。
がっくりと肩を落としたものの、周りを見渡すと鉄製の古い橋とコンクリート製のもっと古い橋が並んで架けられており、橋のたもとには東屋が設置されていて休憩できるようになっています。
この辺りは「羽山渓」と呼ばれる名勝だそうで、10台ほど車を駐車することができそうなスペースもあります。
[高梁市]羽山渓(ハヤマケイ)
成羽川の支流島木川の約2kmに渡って続く石灰岩でできた渓谷で、滝あり・鐘乳洞あり・羽山デッケンと呼ばれる奇岩・巨岩ありと変化に富んだ自然が楽しめます。岩肌と新緑、秋の紅葉は息をのむほどの絶景です。
岡山県のホームページ「岡山の自然百選」から引用
なかなかいい雰囲気なので、ここで少し写真を撮りながら休憩して帰路に就くことにしました。
アクシデント
撮影を終えて、芝生に置いたヘルメットを拾い上げようと手を伸ばしたその時、左手に針で刺されたような鋭い痛みが走りました。
芝生をよく見ると、コロオギのような小さい虫が何匹かうろうろしています。
よ~く観察すると、どうやらおしりには針があるような雰囲気。
和休は、どうやらこいつに刺されたようです。
困ったことに虫の種類がよく分からないので、毒を盛られたかどうかがわかりません。
こんなときはポイズンリムーバーという毒を吸い出す器具があるのですが、和休は持っていません。
あまり良くないのですが、口で傷口を吸ってみるとなんだか青臭いような味がします。
これまで、アシナガバチやスズメバチ、毛虫やアブなど、いろんな虫に刺されているのですが、その経験によると毒はないような感じがします。
結局、少し腫れただけですんだのですが、何に刺されたんでしょうか。
もしわかる方がいらっしゃったら、コメント欄にお願いします!!
帰路
職場の後輩に教えてもらった「広兼邸」というところにやってきました。
広兼邸のある岡山県高梁市成羽町吹屋は、日本で唯一「ベンガラ」という高級着色料の生産地として大いに栄えたそうです。
広兼邸
『映画のロケ地にもなった豪奢な雰囲気を味わって』
享和、文化の頃(1800年ごろ)小泉銅山とローハ(硫酸鉄)の製造を営み、巨大な富を築いた大野呂の庄屋・広兼氏の邸宅です。
江戸末期に建てられた、楼門づくりで城郭にも劣らない堂々たる石垣は、今もそのままに当時の富豪ぶりをたたえています。
高梁市観光協会のホームページから引用
ベンガラ
弁柄(べんがら、オランダ語: Bengala 、紅殻とも表記)あるいは酸化鉄赤(英語: Red Iron Oxide )は、赤色顔料・研磨剤のひとつ。酸化第二鉄(赤色酸化鉄、酸化鉄(III)、Fe2O3)を主要発色成分とする。
ウィキペディアから引用
高梁市を後にし、行きと同じように山中の道をたどりながら自宅へ向かいます。
ふと、兵庫県佐用町の名物「ホルモンうどん」が食べたくなったので、寄り道して帰ることにしたのです。
ところが、お目当てのお店「力作」さんはすでに営業終了。他のお店を探すにも今日はタブレットを持っていません。
更に悪いことに、気温がどんどん下がってきました。道端の温度計は5℃を示しています。やむなくジャケットの上にカッパを着込み、寒さに震えながら帰宅したのでした。
キャブレターセッティングのメモ
高めのギアで加速するときにノッキングのような症状がでる。
具体的には、一定速度で巡航中、先に見えた赤信号のためアクセルオフで減速開始。すぐに青信号に変わりそのままのギアで再加速するような状況で頻発する。
イメージ通りの加速をするものの、ノッキングのような音(チャカチャカという音)が気になる。
- メインジェット セロー225(3RW2)用 #122
- ジェットニードル セロー225(3RW2)用 5段のうち上から3段目
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