2022年7月14日。今日は、V-Strom650の車検を受ける日です。
和休のV-Strom650は、2018年式。すぐには売れなかったのか、2019年7月が初年度登録となっていますので、2022年7月が初回の車検なんです。
車検前の点検と整備
和休、バイクの車検はユーザー車検で通します。
車検前には自分で点検して、自分では手に負えない不具合を発見したところはプロに任せるようにしています。
今回、2022年2月にV-Strom650を購入し、その時に各部の点検やエンジンオイル、ブレーキフリュードなどの油脂類の交換などを行ってもらいました。
ですので、車検前の点検は定期点検記録簿に沿ってオイルなどの残量が規定通りあるか、灯火類がきちんと点灯するかなど、点検だけで終わりました。
構造変更を行うか
和休のV-Strom650は、ZETA アドベンチャー アーマーガード を装着しています。
V-Strom650XTであればナックルガードは標準装備ですが、和休のV-Strom650はXTではないモデル。素の状態では、ナックルガードは装着されていません。
ナックルガードの何が問題か、というとバイクの全幅が変わってきます。
バイクの幅は、ハンドルの端から端までの距離で測ります。車検証に記載してある数値±2cmであれば問題ありませんが、アドベンチャーアーマーガードを装着すると、2cm以上幅が広くなってしまいます。
この場合、「構造変更」という手続きを踏めば車検証の全幅を変更することができますが、いくつか注意点があります。
一番大事な注意点は、1.です。構造変更を行うと、車検の有効期限がリセットされます。
例えば、2022年7月28日まで車検の有効期限があるバイクは、有効期限までに車検を通すと、有効期限の満了日から2年間、2024年7月28日まで有効期限が伸びます。
ところが、同じバイクを2022年7月14日に構造変更すると、構造変更したときから2年間、車検の有効期限が2024年7月14日までになってしまうのです。
ですので、構造変更する予定があれば、できるだけ車検の有効期限の満了日に近い方が良いのです。
最初、構造変更しようと思っていたのですが、今後、もしかしたらアドベンチャーアーマーガードを外すかもしれないので、今回の車検は、外した状態で受けることにしました。
また、構造変更は、ナンバーの管轄の陸運局でないと、届け出を行うことはできません。
継続検査に必要な書類
神戸運輸管理部兵庫陸運部
陸運局に到着しました。神戸ナンバーの車体は、「神戸運輸管理部兵庫陸運部」が管轄しています。
自動車検査インターネット予約システム
ユーザー車検(継続検査)を受けるには、あらかじめ予約が必要です。
ユーザーアカウントを取得して、予約手続きを行います。2年1ヶ月以上システムを利用していないアカウントは、自動的に削除されます。
予約できるのは、月曜日から金曜日。ラウンドと呼ばれる時間帯があります。
自動車関係の店は水曜日が休みのことが多いので、水曜日は比較的空いているようです。
受付 | 検査 | |
---|---|---|
8:45~11:30 | ラウンド1 | 9:00~10:15 |
ラウンド2 | 10:30~12:00 | |
12:45~15:30 | ラウンド3 | 13:00~14:15 |
ラウンド4 | 14:30~16:00 |
神戸運輸管理部兵庫陸運部の建物配置
神戸運輸管理部兵庫陸運部(以下、「陸運局」といいます。)に到着したら、まず、受付を行います。
陸運局に入り、「継続検査」と書かれた窓口に行きます。
自動受付機があるので、ここで手続きをすると、必要な書類が出力されます。
そうそう、バイクから離れる前に、走行距離計(オドメーター)の数値を記録しておきましょう。
自動車会館で自賠責保険と印紙を購入する
ここで入手する書類は、次の通り。
自賠責保険
継続検査を受けるにあたり、次の2年間をカバーする期間の自賠責保険が必要です。
通常、24か月を購入しますが、車検を通せるか微妙な場合、余裕をもって25か月を購入する手もあります。
印紙を購入する窓口の横でも購入できますが、和休のおすすめは、建物の東側(写真の右側)に並んでいる代書屋さんや保険屋さん。
なにかしらのオマケをもらえることが多いです。今回、和休はウェットティッシュをもらいました。
印紙
検査手数料と重量税を納めます。印紙(切手みたいなもんです。)を購入し、書類に貼り付けることで完了します。
自動車税
継続検査には関係ないのですが、毎年、4月1日の所有者に自動車税が課税されます。
引っ越しして住所等が変わっている場合、一緒に手続きする必要があります。
検査を受ける
自動車会館で書類をそろえたら、陸運局に戻り、検査の窓口に書類を提出します。
窓口の前に「自動車検査票I」、「継続検査申請書」、「自動車重量税納付書」の記入見本がありますので、これを見ながら記入して提出しましょう。
不備が無ければ、検査場へ行くように指示されます。
DS 二輪と書かれたレーンを進んで行きます。
自分の順番が来るまでエンジンを切って待つのですが、排ガスの検査に影響するのでエンジンをあまり冷やさないように注意しましよう。
ヘルメットは、入口付近に置いておくことができますが、盗難されないように自分で管理しましょう。検査レーン内はノーヘルでOKです。
検査の手順は、以前の記事に細かく書きましたので、割愛させていただきます。
不合格
残念ながら、光軸検査で落ちてしまいました。
光軸検査とは、ヘッドライトが規定通りの範囲を照らしているか、明るさが足りているか、を確認する検査です。
アイドリングで受けると十分に発電できずヘッドライトが規定通りの明るさを発揮しない場合がありますので、少しエンジンを回しておくのがポイントです。
和休の場合、ヘッドライトの向きが良くなかったようで、調整しなければなりません。
そこらへんの壁で調整する強者もいるようですが、大人しくテスター屋さんの助けを借りることにします。
神戸カーテスター
神戸ナンバーのユーザー車検の強い味方、神戸カーテスターさんにやってきました。
バイクの光軸調整は、1,000円でやっていただけました。
調整できたら、すぐに陸運局へ戻りましょう。
再検査
検査レーンに戻り、検査官に書類を渡す際に「光軸調整をお願いします。」と言えば、OKです。
再検査の結果、無事合格。
すべての検査が終了したら、機械に用紙を通して合格印を印字してもらい、検査官のハンコをもらってください。
では、陸運局に戻りましょう。
ステッカーを貼りかえる
すべての手続きが終了したら、車検のステッカーが渡されます。
ステッカーそのものは、自動車のフロントウィンドウに貼り付けてあるステッカーと同じもの。
透明シールを表側に貼るか、裏側に貼るかで使い分けています。
ステッカー裏面をよく読んで、ナンバープレートに貼り付けてくださいネ。
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