6月24日23時。かねてから楽しみにしていた「スズキ ファンRIDEフェスタ 2017」に参加するため、夜行フェリーに乗り、香川県へ向かいました。
あいにくの雨でしたが、天気予報通りだったので、ガレージの屋根の下で雨装備。
久しぶりに引っ張り出したカッパを着て、シートバッグにレインカバーを装着。
ブーツは、作業靴「黒豹」ブランドの防水作業靴を履いています。
和休、レイングローブは持っていなくて、どんな大雨でもJRPのグローブでしのぎます。
一度濡れてしまうとなかなか乾かないのですが、やはり革の操作感が良くてこれを使っています。
最初は染料が落ちて手が黒くなりましたが、それも落ち着きました。
DJEBEL200の雨天走行は初めてです。オフ車は前輪が結構な量の水を跳ね上げる、と聞きましたがどうなるでしょうか。
おっと、段々時間が無くなってきました。ジャンボフェリーが待つ、神戸三宮フェリーターミナルへ向かうことにしましょう。
ジャンボフェリー こんぴら2 に乗船
神戸三宮フェリーターミナルには、予定通り、出航時刻の1時間前に到着。
一つ残念だったことは、二輪車の待機場所には屋根が無かったので、ここは是非改善願いたいところでした。
係員の指示に従い、フェリーに乗船します。
運送中の転倒防止のため、DJEBEL200を車止めで固定。フレームまで高さがあるので、車止めが高く積まれました。
海上も穏やかなんでしょうか、それとも瀬戸内航路はこんな感じなんでしょうか。長距離フェリーのように、ロープでの固定はありませんでした。
船内に入り、2等和室「雑魚寝部屋」の区画を確保。ジャンボフェリーには、カーペット区画と、リクライニングシートのある指定席があります。
すみっこを確保できたので、高松港までしっかり仮眠したいと思います😪
高松到着
高松東港が見えてきました。雨は止んでいますが、またいつでも降り出しそうな気配です。
港の奥に屋島という山があります。屋島の古戦場は、源氏方の那須与一が平氏方の軍船に掲げられた、扇の的を射落としたエピソードがあった舞台。
四国の顔ですが、今日は雨に煙って全く見えません。
下船口で待っていると、神戸からバイク(GSR250)で来たお客さんに話しかけられました。
なんと、和休と同じくラファンRIDEフェスタに参加されるために、ジャンボフェリーに乗船されたそうです。
「このまま雨が上がってくれるといいけどねぇ」なんて雑談をしながら、接岸を待ちます。
このあと、和休はGSR氏と一旦別れて、予定通りマクドナルド香西店へ向かいます。
少し走って、マクドナルド香西店に到着。またもや雨が降り出しました。雨宿りを兼ねて、朝飯にしましょうかね。
スズキ ファンRIDEフェスタ 2017
会場のHST四国に到着しました。ジャンボフェリーでお会いしたGSR氏もすでに到着されています。
残念ながら雨は上がらず、小雨が降っています。
受付で免許証を提示し、試乗券を3枚GETしました。試乗までは時間があるので、その間に並んでいるバイクたちを眺めることにしましょう。
GSX-R1000
GSX-Rシリーズは新型が発表されるたびに出力を上げてきておりますが、6代目は148.6kW(202馬力)を発揮し、そのエンジンが搭載される車体は202kgと軽量に仕上げられています。
サーキットを走られる方には、たまらないスペックではないでしょうか。
注目なのは、走りの性能だけではありません。
テールライトがLEDなだけでなく、ヘッドライトそしてウインカーにLEDが採用されています。
ホイールのリムにもステッカーが貼られ、スポーティな仕上がりになっています。
GSX1300R 隼
和休の大好きな車種の一つである隼です。
Suzukiのフラッグシップモデル、隼です。このモデルは2代目ですが、少しずつ改良が重ねられ熟成されています。
このようなバイクは、国内の規制をクリアするためにに出力が削られてしまうことを避けるため、これまでは逆輸入車として販売されるのが一般的でしたが、ほぼ海外仕様と同一のスペックを持つ国内仕様を設定しました。
ETCが装備されるなど、日本国内での使い勝手を考慮したモデルになっています。
GSX250
排ガス規制により2ストロークエンジン搭載車が市販されなくなってから、250ccフルカウルというカテゴリーは下火になっていました。
ここへKawasakiがNINJA250Rを投入し、再び盛り上がってきたことは皆さんが知るところです。
長らくNINJAの独壇場でしたが、YAMAHA、HONDAが相次いでマシンを投入。最後発となったSuzukiは、昨年、GSR250を発表しました。
GSX250のベースはGSR250ですが、ライディングポジションを始め細かく変更が入れられています。
メーターはモノクロの液晶画面にデジタル表示するタイプ。タコメーターはバーグラフ、スピードメーターはデジタル数字、燃料計、時計、ギアポジションが表示されます。
エンジンは、パラレルツイン。小排気量ですが、22 N・m(2.2 kgf・m)を6,500回転で発揮するという、トルクを重視したエンジン。
エンジンをガンガン回して走り回るのもバイクの楽しみの一つですが、色んな場面でオールマイティに速い、乗りやすいのはトルクフルなエンジンだと和休は思います。
試乗開始
おっと、並んでいる試乗車に火が入りました。そろそろ列へ戻らないと。
これが試乗券。1回の受付で3枚もらえます。
さあ、試乗会がスタートしました。
先導車について、1周400m程度のコースを2周します。前車との間隔を空けてストレートに進入し、アクセルを多く開け加速を確かめている方もいらっしゃいます。
天候は残念ですが、雨だからこそ気づくこともあると思います。
帰路
あっという間に3枚の試乗券を使い果たし、ちょっと早いですが帰路に就きます。
時間はたっぷりありますし、まっすぐ帰るのもつまらないので、あちこち寄り道をしながら神戸へ向けて帰ります。
帰りもフェリーに乗ろうかと思っていたのですが、あいにくちょうどいい時間の便がなく、淡路島経由のルートにしました。
時間は11時。ちょっと小腹もすいてきました。
香川県といえばもちろん「うどん」です。どこに入ってもハズレを引くことは少ないだろう、なんて思いあまり調べていなかったのですが、いざ、店を選ぶとなると迷いだしました
香川県道186号線を走っていると、車がどんどん入っていくうどん屋を発見。ここはうまいに違いない、と確信し、DJEBEL200を駐車場へ滑り込ませました。
セルフうどん さぬきまるふじ
和休が注文したのは、冷のかけうどん、牛スジおでんと厚焼き玉子の天ぷらです。これで440円。
どれも期待を裏切らない美味しさでした。特に珍しいと思ってとった厚焼き玉子の天ぷらは、甘く味付けがしてあってまた食べに来たい、と思う味でした。
寄り道その1 道の駅 瀬戸大橋記念公園
腹ごなしを済ませ、道の駅 瀬戸大橋記念公園にやってきました。ここは、瀬戸大橋記念館や芝生広場などが設けられ広々した公園になっています。
幻想的な風景が広がっています。
穏やかな海の表情。瀬戸内海らしい風景です。
寄り道その2 五色台スカイライン
前回も訪れた 五色台スカイライン にやってきました。
この後、ぶぶーっと展望台まで走りましたが、霧に包まれてまったく見通しが利きません。
ここから、国道11号線へ出て徳島県鳴門市へ向かいます。
寄り道その3 鳴門スカイライン
国道11号線に別れを告げ、鳴門スカイラインへ入ります。
途中にあった展望台で小休止。大鳴門橋が見えてきました。
淡路島の西側 淡路サンセットライン を走る
大鳴門橋を渡り、淡路島に入りました。遥か向うに見えるのが、先ほど走っていた徳島県です。
ここからは、淡路島の西側を海沿いに沿って北上していきます。兵庫県道31号線、通称「淡路サンセットライン」と呼ばれ、和休の好きな道の一つです。
晴れていればきれいな夕焼けが見れることで有名ですが、今日はちょっと難しいかもしれません。
道の脇に休憩スペースがありました。
天気も落ち着いてきたことですし、ここでカッパを脱ぐことにしました。
淡路島南ICから旧西淡町までは県道25号線を通ります。海のそばを通る1.5車線の道です。
県道31号線に入りました。瀬戸内海を左手に、快走路の始まりです。
県道31号線を1時間ほど走ったでしょうか。明石海峡大橋が見えてきました。
ようやく、淡路島の北の端までやってきました。
道の駅 あわじ
道の駅 あわじで最後の休憩をとります。
ここ、「道の駅 あわじ」は明石海峡大橋のケーブルの土台となる「アンカレイジ」という構造物の脇に造られています。
芝生広場があり、ここに明石海峡大橋の建造で使用したシンカーやケーブルを海峡に通すときに使用した、リールなどが置かれています。
腹が減ったので、飯にします。海のそばをずーっと走っていたので海鮮物が食べたくなりました。
で、和休が選んだのは、「サワラさっぱりあらい丼」。
今、道の駅あわじでは生さわらVS生しらすというイベントを行っています。
どちらもこの季節が旬です。淡路島に来られたら、是非、召し上がってください。
芝生広場で海を眺めながら休憩していると、一隻の船が横切っていきます。
よくみると、明石港から岩屋港を結ぶ高速艇「淡路ジェノバライン」の新造船、「まりんあわじ」です。
「まりんあわじ」は、かつて明石港から岩屋港を結んでいた「たこフェリー」が撤退したことにより問題となった、排気量125cc以下の明石海峡大橋を渡ることができない車両を運搬する目的で新造され、自転車20台、小型バイクを8台搭載することができます。
この問題は、本ブログ記事 明石海峡のフェリー事情 でこの問題に触れています。
さあ、明石海峡大橋を渡れば自宅まであと1時間もかかりません。高速走行に備えDJEBEL200の積荷を点検し、道の駅を後にしました。
今回の試乗会のお目当てであった V-STROM650 2017年式の感想は、別記事で掲載する予定です。
June 25, 2017 雨の試乗会 おしまい
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