動力性能
エンジン
ジェベル200のエンジンはH402型といい、そのスペックは199cc単気筒、SOHC・2バルブ。最高出力は、8,500回転で20馬力、最大トルク7,000回転で1.8kgf/mを発揮します。
排気量からしてスピードには期待していなかったものの、単独で走るには十分な動力性能です。
心配していた振動は、60km/hで巡航するとあちこちから発生する振動が相殺されていって、意外と気にならないレベルに落ち着きました。
でも、この美味しいゾーンを超えると、まるでマッサージ器のような振動を伝えてきます。
トランスミッション
このエンジンに組み合わされるトランスミッションは5段変速。
トルクが細い小排気量エンジンには、ギアの段は多い方がいいのですが、ジェベル200はエンジンのトルクの出方とギア比の組み合わせが素晴らしくマッチしていて、忙しいシフトチェンジを迫られることなく走ることができます。
ただ、舗装路のみを走った感じだと、1速のギア比はもう少し高い方が好みです。でもオフロードだとこのギア比が効いてくるのでしょう。一度走ってみたいと思います。
取扱説明書からジェベル200のギヤ比を転記します。
ギア | ギア比 |
---|---|
1速 | 3.000 |
2速 | 1.933 |
3速 | 1.437 |
4速 | 1.095 |
5速 | 0.913 |
意外なことに、5速のギア比はオーバードライブ(入力側より出力側の方が多く回転するギア比)の設定になっています。
ネット上に「5速の上にあともう1速欲しい」というコメントを見かけました。
確かに5速ギアで80kmを超えると、振動とエンジン音がこれ以上スピードをあげないでよ!!と伝えてくるようで、もう1速欲しくなるという気持ちも分かります。
制動性能
ブレーキパッドは前後とも、おそらく新車時から装着されているであろう純正品です。
ブレーキシステムは、フロントがシングルディスクとシングルポッドのキャリパーで構成されており、リアはドラムブレーキという見た目にはショボい装備です。
ネット上では「オフロード車は、舗装路での制動に難あり」というコメントを見かけましたが、オンロード向けタイヤ(IRC TRAIL WINNER GP-210)を装着したのが奏功したのか、普通に走行する分には十分な性能で、赤信号で思ったより減速せず前の車に突っ込みそうになったとかそういう事態はありません。
リアブレーキは原付を除くと初めてとなるドラム式でしたが、唐突に効き始めることもなく、ディスク式と遜色なく扱うことができました。
改善したいところ
オフロードバイク(ジェベル200の場合、トレール車っていうのが正しいのかな?)らしく、柔らかくストロークの長いサスです。路面の大きなうねりも軽くいなしてくれ、乗り心地が良いです。
このように、概ね好印象のバイクですが、もちろん不満な点もあります。
1.については、ヘッドライトとフロントフェンダーを社外品へ交換したいと考えています。あとはステッカーチューンでしょうか。
ジェベル200のリアフェンダーは、下に長く伸びていて、最近のオフロード車(WR250とか)の後方へシュッと伸びているリアフェンダーに比べると古くさい感じがしますが、和休は結構気に入っているので、オリジナルのままで行こうと思っています。
そのほか、フロントフォークのブーツは経年でだいぶくたびれてしまっていますので、早めに交換したいところです。
2.については、オフロードを走っていないので少し保留ですが、高さなどはそのままで幅だけを狭めたハンドルに交換しようと思います。
併せてハンドガードも装着して「オフ車感」を高めたいと思います。
3.については、タナックスのフィールドシートバッグを装着したところ、思ったより後ろに装着できなかったので。
兄弟車であるDF200Eの大型キャリアを装着されている方もいるようですが、どうも横幅が広くなるだけで前後長はそのままのようです。
社外品を装着するか、ボックスを装着するか検討中です。
4.ですが、2000年頃までのバイクには多く装備されていたと思いますが、最近装着している車種は少なくなったように思います。
和休としては、ブルーに光るデイライトやヘッドライトと同色のポジションランプよりもウインカーをポジション点灯させる方が目立つと考えています。
ここは、GPZ1100で覚えたLED工作で、ウインカーをLED化する際に導入したいと考えています。
DJEBEL200購入時の記事はこちら
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