V-Strom650カスタム計画の中で、Giviケースの鍵を交換したい、という項目がありました。
優先順位としては下の方だったんですが、Webikeのポイントがたまったこともあり、お手軽なカスタムとして採用いたしました。
内溝キーとは?
「内溝キー」とは、文字通り鍵の内側に溝が掘ってある鍵のことです。
上の写真では、左側が内溝キー、右側が通常のキーとなっています。
内溝キーのメリットとしては、通常のキーに比べるとピッキング耐性が高いことが挙げられます。
デメリットは、コストがかかることでしょうか。
また、GIVIのキーに限っては、通常のキーより内溝キーの方が「折れにくい」と言われています。
手の感触でしかないのですが、家の玄関の鍵に比べると、GIVIの通常のキーは柔らかい金属を使っているように思います。
出先でポッキリ逝ってしまわれると、ケースを無理やりこじ開けたりせざるを得ない、大変厄介な状況になりそうです。
和休はヘルメットをトップケースに入れることが多いので、ヘルメットを取り出すことができなくなって、「ちょっと工具を買いにホームセンターへ」なんて手段が取れなくなってしまいます。
GIVIケースのキーシリンダーを交換する
GIVIのキーは、合鍵が存在しません。メーカーに対しキーナンバーを伝えても、キーを再発行してもらえません。
まれに町の鍵屋さんで合鍵を作ってもらうことができた場合もあるようですが、基本的に合鍵は入手できない、と思ってください。
セイムナンバーキーセットを購入する
代わりに用意されているのが、「セイムナンバーキーセット」です。
これは、3個または5個のキーとキーシリンダーがセットになっているもので、ケースについているキーシリンダーごと取り替えてしまう品です。
本題から外れますが、和休がGIVIケースを愛用している理由の一つが、補修部品やキーが簡単に入手できるという点です。
内溝キーのセイムナンバーキーセット、Z180を購入しました。
3個のキーシリンダーとキーが6本同封されています。
古いキーシリンダーを取り外す
サイドケース、E22のキーシリンダーを交換します。工具は、+ドライバーとできればEリングプライヤーがあるとはかどりますが、なくても-ドライバーとプライヤーでなんとかなります。
キーシリンダーに、キーを差しておきます。
その状態で裏返して、ロックシステムのカバーを外します。
キーシリンダーは、Eリングという部品で固定されています。
Eリングプライヤーがあると取り外しやすいのですが、和休は-ドライバーでぐりぐりこじって外しました。
Eリングが外れると、ロックシステムが外れて、キーシリンダーも外れますので落下に注意してください。
表側にまわって、キーシリンダーを引き抜きます。
スリーブという部品を外します。
おそらくそのまま使えると思いますが、念のためセイムナンバーキーセットに付属しているスリーブに交換しました。
内溝キーのキーシリンダーを取り付ける
新しいスリーブを取り付けて。
内溝キーのキーシリンダーを挿入します。このとき、キーを差しこんでおく必要があります。
また、この状態でキーを回してみてください。反対向きに回る場合はスリーブの向きを変えてみてください。
ロックユニットをキーシリンダーの突起部と合わせて取り付けて、Eリングで固定します。
完成です。
3ケースとも交換するのですが、丁寧にやっても1時間ぐらいでできると思います。
今回使用した用品
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