「流し撮り」という撮影の技があります。
動く物体に合わせてカメラを動かしながら撮影することで、被写体は動かずに背景だけがまるで車窓からの眺めのように流れている写真が撮れるのです。
流し撮りに成功した写真は、まるで動いているかのような錯覚に陥るほど、一瞬を切り取った仕上がりになります。
和休が最も好きな撮影の技です。
流し撮りに挑戦!
そこで、流し撮りの腕を磨こうと、JR西明石駅にやってきました。ここは在来線だけでなく、新幹線が停車する駅でもあります。
時刻表を見るとわかりますが、西明石駅に停車する新幹線の本数は少なくて、1時間に数本しか停まりません。
その代わり、西明石駅を通過する新幹線は多いので、これをターゲットに流し撮りに挑戦するのです。
11:20頃、西明石駅の博多行きホームにやってきました。本来なら、もっと本数の多い時間帯を狙うと良いのですが、パパ業の都合上、たまたま空いたこの時間にやってきたのです。
ホームに停車していたN700系を撮影していると、シュルシュルーと空気を切り裂く音を立てながら、西明石駅を通過するのぞみ17号がやってきました。
11:18に新神戸駅を発車したのぞみ号は、ガンガン加速して西明石駅を通過するころには、ほぼトップスピードに達しているはずです。
山陽新幹線は、東海道新幹線より直線が多く、N700系のトップスピードは300km/hに達します。普段はあまり気にしていない通過速度も、流し撮りで狙うとなると無茶苦茶高速であることに気づきました。
先日、伊丹空港で着陸する飛行機を狙ったのです。
速度は飛行機の方が出ているでしょうが、新幹線の場合、カメラから被写体との距離はわずか10mぐらいでしょうか。
体感するスピード感は全く違います。
余裕をぶっかましていた和休は、まったく撮影の準備ができておらず、失敗。
続いてやってきたさくら553号は、ひかり号と並べてお茶を濁しました。
ですが、これもシャッタースピードが速すぎ。通過するさくら553号があまり流れていなくて、スピード感がイマイチ表現できていません。
のぞみ、さくらと通過待ちをしたひかり号が、西明石駅を発車しました。
しばらく駅に停車する新幹線はありませんが、それまで2本ぐらい通過列車があるはずです。
今日は突然思い立ってやってきたので、時刻表をまともに調べていません。
新幹線が駅に近づいてからでも撮影できるだろうと高をくくっていたら、その考えが甘いことに気づかされました。
列車の気配がして、カメラを起動したころには、すでに新幹線はかなり近づいていました。
先頭車は全くの失敗。かろうじて走り去る16号車のハナ先をとらえることができました。
続いて、東京方面へ向かうのぞみ号がやってきました。
こいつは、かなり早くから接近を察知できたので、なんとか撮影に成功。
ただ、和休の理想とは、大きくかけ離れています。もっと新幹線がバチッと止まって、景色がもっとびゃーっと流れているのが理想なんですがねぇ。
ちなみに、シャッタースピードは1/125です。
ピントが客用ドアあたりに当たっていますが、本当ならもっとハナ先に合わせたかったのです。
特別塗装のあいつ
中々うまく撮影できず、「次!お願いします!」と唱えていると、西明石駅に停車する列車のアナウンスがありました。
やってきたこだま741号は、なんと500系ハローキティ新幹線!
まだまだ修行が足りません
ハローキティを見送ってからも練習を続けましたが、あまりぱっとした写真は撮れず。
後半は、流し撮りをあきらめてしまいました。
ホームに上がって1時間。寒いし、トイレにも行きたくなったので、今日はこれで切り上げることにします。
全然修行が足りませんでした。顔を洗って出直してまいります。😫
コメントをどうぞ!