リストボックスの1行目をあらかじめ選択する

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Accessに限らず、パソコンの入力操作をできるだけ早く行う工夫として、「マウスを使わずに入力する」ことが挙げられます。

フォームを作るときのポイントは、

  1. タブ移動順を入力順に設定する
  2. 入力ボタン、削除ボタン、キャンセルボタンなどはキーにボタンの機能を割り付ける
  3. コンボボックス、リストボックスもキーボードのみで選択できるようにする

の3点です。

フォームにリストボックスを設置
フォームにリストボックスを設置

今日は、3.のコンボボックス、リストボックスをキーで操作する方法から、リストボックスに絞って記事にしたいと思います。

フォームが開いたとき、リストボックスは選択されていない状態になっています。

リストボックスの1行目を選択したところ
1行目が選択されている状態

あらかじめ1行目が選択されていると、使いやすいし、エラーの予防にもなります。

そこで、今回は、リストボックスの1行目をあらかじめ選択した状態にしておく方法をご紹介します。

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リストボックスの1行目を選択する

使用される際は、そちらの環境で十分テストのうえ使用してください。

フォームのプロパティシート
フォームのプロパティシート

フォームの読み込み時イベントに、次のVBAを記述します。

なお、この例でのリストボックスの名前は、「lst_都道府県庁選択」です。

Private Sub Form_Load()

Me.lst_都道府県庁選択 = Me.lst_都道府県庁選択.ItemData(0)
End Sub

VBAのコードが入力できたら保存して、フォームをフォームビューに切り替えてください。

リストボックスの1行目を選択したところ

リストボックスの1行目が選択されていたら、成功です。

リストボックスの2行目を選択したところ
リストボックスに見出しがある場合

リストボックスに見出しがある場合は、次のようにコードを記述してください。

Private Sub Form_Load()

Me.lst_都道府県庁選択 = Me.lst_都道府県庁選択.ItemData(1)
End Sub
リストボックスの5行目を選択したところ
リストボックスの5行目を選択したところ

同様に、.ItemData(5)と記述すると、5行目を選択することができます。

Private Sub Form_Load()

Me.lst_都道府県庁選択 = Me.lst_都道府県庁選択.ItemData(5)
End Sub

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