突然ですが、車載動画を始めました。
これまで、動画にはあまり興味がなかった和休ですが、四国カルストへツーリングに出かけるということで、絶景をカメラに収めようとしたのがきっかけです。
四国カルストの動画は、こちら。
カメラをバイクのどこに付けようか?
モトブログをされる方は、ヘルメットにカメラを装着されることが多いですね。
撮影できる映像はライダーから見える景色に近いので、動画を見る方も臨場感がありますし、ライダーの体にカメラを装着することで路面からのショックが和らぎ、画面の揺れも少なく済みます。
デメリットは、目視で安全確認するなど頭を回したとき、カメラも一緒に回ってしまうことでしょうか。
和休の場合、カメラをきょろきょろさせたくなかったので、バイクに取り付けてみました。
どこに取り付けるか迷ったのですが、今回は、バイクのヘッドライト横にカメラを取り付けてみました。
いまさらながらSONY HDR-AS15のインプレ
今回使用したカメラは、SONYのHDR-AS15というカメラ。
2013年に発売されたもので、アクションカムの代名詞であるGoProが出回り始めたころの製品です。
HDR-AS15は、このサイズにしてフルハイビジョンの動画が撮影できるのですが、最新の機種がアクションカメラ最強の手振れ補正と言われる光学式手振れ補正を搭載しているのに対し、このモデルは電子式手振れ補正のみ。
しかも手振れ補正できるのは画角(レンズを中心にして撮影できる角度)が120°のときのみ。
画角120°とは、一般的なビデオカメラと大差ない映像になります。アクションカメラと言えば、画面の端がゆがむぐらいの広角で撮影した映像ですよね。
このカメラも170°という広角で撮影できますが、手振れ補正は使えません。
ところが面白いもので、撮影テストのとき、手振れ補正をONにして撮影したところ、バイクの振動で、画面が激しくユラユラと揺れて見るに堪えない映像になってしまったのです。
反対に、手振れ補正をOFFにし画角を170°で撮影すると、意外とイケル映像が取れました。
そこで、このカメラで車載動画を撮影するときは、画角170°、手振れ補正OFFで撮影することにしました。
今なら安い中華製アクションカメラでもHDR-AS15よりきれいに撮れるかもしれませんが、なぜ今頃このカメラを買ったか、というと
- 外部マイクに対応している
- ファイル型式がMP4
- 将来、SONY HDR-AS300という本命のカメラを導入するかどうか
といった理由です。
和休が撮影したい映像は、バイクらしさを演出するためにBGMを入れず、ライダーに聞こえているバイクの排気音を一緒に流したいと思っています。
ヘルメットにしろ車体にしろ、バイクにカメラを固定した状態でカメラに内蔵されているマイクで録音しようとすると、凄まじい風切り音が録音され、とても聞けるものではありません。
ですので、外部マイクが使えることは必要なのです。
外部マイク Audio-Technica AT9902
和休が使っているマイクは、これです。
Audio-Technica AT9902という小型のステレオマイクです。プラグインパワー方式という、カメラからマイクに電源を供給される方式に対応しており、HDR-AS15でも使用できました。
このマイクもどこに設置するか散々迷ったのですが、四国カルストの動画ではタンクバッグ内に、明石海峡大橋の走行動画では、シート下に置いてみました。
単に置くだけでは、バッグの中に入れた物にぶつかった音を拾ってしまいますので、100均で購入したリストバンドでマイクを巻いて入れました。
明石海峡大橋の動画では、ほぼ想定していた通りの音が録音できましたが、一つ残念なことは、キーンやチリチリというノイズが入ってしまうこと。
和休のバンディットは、前オーナーの手でヘッドライトをHIDに換装しているのですが、HIDを点灯させるために12Vを20,000V以上に昇圧させるバラストという部品を、テールランプのすぐ後ろに置いてあるのです。
どうもここからノイズが出て、それをマイクが拾っているようなので、今後は対策していきたいと思っています。
カメラの固定方法について
明石海峡大橋の車載動画では、カメラをハンドルに取り付けました。画面に少しだけバイクが写っている方が、臨場感があると感じたからです。
カメラマウント
ハンドルに取り付けてあるデイトナ・マルチバーホルダーに、
ミノウラ・カメラマウントVC100-Sを取り付けて、
Amazonで仕入れたカメラハンドグリップを取り付けて高さを稼ぎ、
スクリーンのすぐ上にカメラが出るようにセットしました。
このあと説明しますが、カメラの底にある外部端子を使用するため、スケルトンフレームのネジ穴は、カメラの横にしています。
自由雲台を使って、ネジの向きを90°変換しています。
HDR-AS15のスケルトンフレーム
HDR-AS15は、付属のウォータープルーフケースに入れて使うことを前提にした設計なので、本体にカメラを固定するためのネジ穴はありません。
ウォータープルーフケースにはカメラネジがありますので、カメラをケースに入れればよいのですが、外部マイク端子が使えなくなります。
HDR-AS15の発売から少し遅れて、スケルトンフレームが発売されました。
これを使うことで、カメラを固定することができます。
スケルトンフレームを使うことで、撮影しながら外部マイクとUSB電源に接続することができるようになります。
ただし、充電できるのは、カメラの電源が切れているときに限りますので、撮影しながら外部電源から電源を供給することはできません。
また、USB端子からの充電は、セットアップメニューからの設定変更が必要です。
電源落ち対策
HDR-AS15は、公道レースの最高峰、マン島TTでオフィシャルカメラとして選ばれた実績があります。
かなりハードな走行にも耐えることができるようですが、口コミを見ていると、突然電源が落ちたり、録画に失敗することがあるそうです。
そこで、対策してみました。
バッテリーやマイクロSDカードが振動で接触不良になることが原因のようなので、裏蓋を開けて、バッテリーとSDカードが当たるところにビニールテープを貼ってみました。
一度だけ撮影中に電源が落ちましたが、それ以後は起こっていないので、それなりに効果はあったのかな、と考えています。
Youtubeに初投稿
カメラの取り付け位置をハンドルに変更して、車載動画を撮ってみました。
神戸市・垂水ICから淡路市・淡路ICまで明石海峡大橋の最短区間を走ってきました。
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