和休がGPZ1100を購入するまで

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和休の最初のバイク

和休のCB400SF

最初のバイクは、CB400SFでした。

普通自動二輪の免許は、平成13年に取得しました。取得した当時はバイクより車に興味があり、すぐにバイクに乗りたいわけでもなく、取れるうちに取っておこうと軽い気持ちでした。

バイクを買おう!と思ったとき、バイクの種類もよく分からなかったのです。

街中で見かけるバイクを眺め、自分に合ったバイクってなんだろうと考えました。スポンサーロゴが大きく入ったレーサーレプリカやメーカーの技術の粋を集めて造られたスーパースポーツと呼ばれるもの。

当時の和休にはどちらもカウルに包まれたバイク、としか認識していなかったのですが、なんとなく、自分はバイクにスピードや加速力を一番に求めてはいないことに気づきました。

次に、目にしたのがアメリカンとかクルーザーと呼ばれるバイクでした。

学生時代にアルバイト先にいた友人がこれに乗っていて、一度またがらせてもらったことがあったのですが、どうも足を前に出すポジションになじめません。

和休、自転車に乗るのがとても好きで、車の免許を取得するまで、ほぼ毎日乗っていました。

自転車のポジションが染みついていたのでしょうか、二輪という乗り物でこのポジションはないなと思いました。

オフロード車は、見た目が気に入らなかったので全く候補に入れず、結局、最後に残ったのは、ネイキッドタイプのバイクでした。

もちろん、当時は「ネイキッド」という言葉も知らなかったのです。

バイクに詳しい友人に「あのバイク、何て名前?」と聞きまくり、ネットで調べ、どうやら和休が気に入りそうな車種は「ネイキッド」という種類のバイクである、という結論に達したのでした。

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バイク購入!

平成17年9月19日、HONDA CB400SF (NC31)1994年式 を中古で購入しました。

和休の選んだCBは、左に転倒したらしくタンクに補修跡がありましたが、どうせ自分でもすぐ倒すでしょうし気にしません。

予算の都合で中古車から選ぶことになったのですが、CBのほかに候補に挙がっていたバイクは、YAMAHA XJR400、KAWASAKI ZRX400でした。HORNETやBALIUSなど250ccの車種もあったのですが、車検のない250ccは人気があり、価格の割に程度が良くなかったので候補から外しました。

和休のCB400SF

このCBは、メーターバイザーを装着、純正マフラーをぶった切り、耐熱塗料を自分で塗り devil SB-2 をインストール。それなりに形になり、しばらくこのままで乗ろうかと考えていました。

このバイクで、北海道へ行ってやろうかと思い立ち、積載方法を色々考えるようになりました。今思うと、このあたりから「旅カスタマイズ」癖がでてきたようです。

このバイクで色々なところへツーリングへ行きました。バイクからの眺めは新鮮で、そして、風、におい、暑さと寒さがダイレクトに感じられます。一気にバイクの魅力に引き込まれてしまいました。

そして、旅先で不動になるという最大のトラブルも経験しました。

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和休の恥ずかしい失敗談

兆候はあったんです。

なんとなくエンジンのかかりが悪くなってきたので、「あ、これはバッテリーが弱くなってきたな。」と思いました。

でもバイクに乗るのは月に1回あるかないか。バッテリーも1万円以上するし、全くかからなくなってからでいいか、なんて呑気に考えていたんです。

初冬のある日、時間ができたのでバイクで出かけることにしました。バイクと一緒に買ったツーリングマップルを開き、目的地を考えます。

ふと、南へ行ってみよう、と思いました。紀伊半島の山間部は凍結の恐れがありますが、海岸沿いを走っていけばおそらく大丈夫でしょう。

あわよくば「潮岬までいっちゃおうか」なんて思いながら、バイクをガレージから引っ張り出しました。

エンジンをかけようとすると、うんともすんとも言いません。メーターのニュートラルランプは点灯するので、始動するだけの電気が残っていないのでしょう。

でも、今日は久しぶりにバイクで出かけれる日です。試しに押し掛けしてみたところ、なんと一発で始動し、アイドリングもいつもどおり。帰ったらバッテリーを交換することにして、自宅を出発しました。

国道43号線を通り、大阪市内へ入ると、車の流れは、とたんに悪くなってきました。

だんだん予定の時間は過ぎていき、「あわよくば潮岬」なんて妄想はどこへやら。 和歌山県に入った頃、適当な目的地を決めて折り返すことにしました。

ツーリングマップルを取り出し、ペラペラとページをめくると、「白馬」という地名が目に入りました。ちょうど道の駅もあります。「しらま」と読みますが、和休、長野県白馬村が好きなんです。

白馬村を連想させる地名、「白馬まで行ってきた。」なんてネタになりそうです。山間部ですが、そんなに標高も高くなさそうなので、道の駅「しらまの里」を目指すことにし、CBをどりゃーっと押し掛けしスタートしました。

国道424号線の快適なワインディングを走り、押し掛けしながらやってきたことなど忘れ「やっぱりバイクっていいな。」と思いながら、無事、道の駅「しらまの里」に到着。

パンをかじりながらホットコーヒーで休憩。だんだん寒くなってきたので、さっさと帰ることにしました。

帰り道の国道26号線で、それは起こりました。

信号待ちの度、だんだんとアイドリング回転が下がりだします。アクセルを回しても回転がついてこない、ガス欠のような症状もでてきました。

とある交差点、赤信号で停車。そのままCBはエンジンストップしてしまいました。

「おや?」と思いながらも車の間をすり抜け路肩へ移動し、押し掛けをします。ところが何度やってもエンジンはかかりません。よく見るとニュートラルランプもほとんど点灯していません。

どうやらこれ以上の走行は不可能だと悟りました。

JAF会員なので、引き上げを依頼します。自宅までは100km以上あるでしょうか。自宅まで運んでもらうとかなりの金額になりそうです。申し訳なく思いながら友人に相談すると、バイクを預かってくれることになりました。

JAFのスタッフさんは、手際よくCBを荷台に固定します。和休は助手席に乗せてもらえましたが、スタッフさんとの話ははずみません。大阪市内にある友人宅までの45分がすごい長時間に思えました。

結局、原因はNC31型のCB400SFで頻発するレギュレータートラブルでした。レギュレーターを対策品に交換、バッテリーも新品に交換しCBは復活しました。

和休、高校時代はヨット部に所属していました。

海には、シーパーソンシップという言葉があります。

いろいろな意味が含まれている言葉ですが、和休は、その中に「海に出るときは、自分自身の力で帰ってこれるように準備をしっかり。」という意味があると理解しています。

今回の失敗は、まさに自分の準備と判断が甘かったことが原因です。

二度と無茶なツーリングはやめようと決意した和休でした。

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GPZ1100との出会い

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