「和休さん♪」
ある日、職場の後輩に廊下で声を掛けられました。
なんと、その後輩は「バイクを購入したのでツーリングに行きましょう。」というのです。2年前に入社した彼は、小型自動二輪の免許を持っていて、愛車はホンダ・PCX125ccでした。
職場の飲み会で彼の隣に座った和休は、酔っ払った勢いで何度か「ツーリング行こうぜ!」と絡んでみたのですが、あまり乗り気ではなさそうだったので、バイクの話題は避けていたのです。
ところが、いつの間にやら普通自動二輪の免許を取得し、勢いで新車のヤマハ・MT-25を購入したとのこと。
「よっしゃ!」と二つ返事で返したものの、和休はちょうどBRONCOを手放したばかり。「バイク買うからちょっち待って」と言い残し、その日は別れたのでした。
6月にBandit1250Sが我が家にやってきて、7月には無事車検も合格。車検場までの走行でもおかしなところはなさそうだったので、いよいよツーリングを実行することにしたのでした。
しかも、今年の新入社員にバイク乗りがいることが判明。声をかけてみると、「OKです!」とのこと。(´▽`)
さらにこれまで何度かツーリングに行ったこともある「だっちくん&Triunph デイトナ675」を加え、総勢4台でツーリングに行くことになりました。
酷暑だけどどうしよう
皆さんご存知の通り、7月は殺人的な暑さと豪雨が日本列島を襲いました。気温は気象庁が「不要な外出を控えるように」とお知らせを出すほどの異常事態。
さらに豪雨により、地方の道は土砂崩れなどで通行止めになっているところが多く、ツーリングにはあまり良くない時期でした。
行くかどうするかメンバーに相談してみたところ、「行きましょうよ!」と言ってくれたので、決行することにしました。
目的地は、兵庫県美方郡香美町。できるだけ涼しい時間帯に走行して、日中は屋内へ避難。涼しそうな道を繋いで、兵庫県内を駆け巡ることにしました。
ツーリング当日
7月22日、ツーリング当日です。集合場所は、道の駅いながわ。
ここから県道12号線で篠山へ向かいます。県道12号線は、信号も少なく和休のお気に入りルートの一つ。
途中、突然登りのヘアピンカーブが現れるので注意しましょう。ギアを2速、バイクによっては1速まで落とさないと曲がれませんよ。
篠山の市街地を抜けて、国道176号線で北に向かいます。道の駅あおがきで小休止したら、北近畿豊岡自動車道で但馬の国に突入。
養父I.C.で自動車道をでたら、県道6号線で西に向かい、琴弾トンネルで国道9号線方面へ。
国道9号線をしばらく走り、県道4号線で香住方面へ向かいます。
この県道4号線は、今日一番の快走路といっても過言ではないぐらい、和休のお気に入りの道です。国道9号線・和田の交差点から香住までおよそ30分の道のりですが、ゆったりと流れる矢田川 に沿って道が造られており、コーナーの半径や見通しもよくバイクで走るにはお勧めの道です。
「絶景!」という景色はありませんが、田園風景が続き、快適なスピードで流すだけで鼻歌が自然とでてきちゃうような、そんな道です。
道の途中には、「まじでつぶれる5日前」、「日本一ダメな道の駅」といった自虐ネタでなにかと話題になっている、道の駅あゆの里矢田川があります。
かつて、あまりぱっとしない道の駅だな(失礼!)、と思っていたのですが、今の駅長さんに代わってからは、矢継ぎ早に打ち出されるイベントや、中の様子を垣間見ることができる駅長のツイートで徐々に盛り上がってきた感があります。
最近ではキャンピングカーを停めることのできるスペースができたり、近い将来は、キャンピングカーを常設し、泊まることができるといった構想もあるそうで、これからどのように変わっていくのか楽しみな駅となっています。
道の駅の側にある川では水遊びができるようなので、シャワー施設があるとうれしいです。
お昼ご飯は「旨いもんや笑ら」さんで
本日のメインイベント、お昼ご飯です。訪れたのは香住にある「旨いもんや笑ら」さん。
和休達が到着したころは、お客さんで満員だったのですが、ほどなくして空きが出て店内へ。
食べログなどでも高評価のこちらの海鮮丼、お味の方は文句なし!大変おいしゅうございました。
旨いもんや笑ら
住所 | 兵庫県美方郡香美町香住区香住 1650 |
TEL | 0796-36-3888 |
営業時間 | 昼 11:30~14:00 夜 17:00~24:00 |
定休日 | 木曜日 |
※営業時間等は、和休が調べたものです。
折り返し
食事を終えて、バイクにも給油。
さて、ここから帰り道ですが、来た道をそのまま引き返すのも面白くありませんよね。
そこで、海岸沿いを豊岡市竹野町まで走り、竹野から県道1号線で養父市へと戻っていくルートを選びました。
竹野へ向かう海岸沿いの道は、「但馬コースタルロード」と呼ばれ、バイクブロスが選ぶ「日本の名道50選」にランクインしている快走路です。かつては、一部区間が「但馬海岸道路」とよばれる有料道路でした。
湾ごとにある町と町の間は山を越えて通っているので、バイクで走るには適度なアップダウンとコーナリングが楽しめ、さらに景色も良いというおすすめの道です。
はさかり岩
但馬コースタルロードの途中には、天然記念物に指定されている、「はさかり岩」という岩があります。
かつては岩にトンネルのような穴が開いていたそうですが、地震で崩落した天井が岩と岩に挟まってしまってできた、と言われています。
竹野からは県道1号線を使って、少しでも涼しそうな山の中へ。避暑地でもある神鍋高原を通り、豊岡市日高町方面へ向けて走ります。
日高町からは、和休のマル秘ルートで養父市にある道の駅但馬楽座へ。ここで一息入れて、最後の目的地へ。
あいす工房らいらっく
最後の目的地は、朝来市和田山町にある「あいす工房らいらっく」です。
北海道が大好きなオーナーが営んでいるジェラート屋さんです。
お店の周りは、こんなところにお店があるの!?という雰囲気ですが、店の近くにはなんと自家牧場があり、そこで育てているジャージー牛からつくられるジェラートは絶品です。
あいす工房らいらっく
住所 | 兵庫県朝来市和田山町白井486 |
TEL | 079-670-1766 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
URL | https://lilac-ice.com/ |
※営業時間等は、和休が調べたものです。
土砂降り
らいらっくをでてしばらく走っていると、前方に黒~い雲が現れました。悪いことに雷が鳴っています。
このままでは雨雲の中に突撃してしまうので、あわてて和田山にあるイオンへ向かい、嵐の通過を待つことにしました。
間一髪、土砂降りになるまえにイオンの駐車場に滑り込むことができました。
最近、全く雨が降っていなかったので、今日は雨具を持ってきていなかったのです。危ないところでした。
30分程度雨宿りしていると、雨足が弱まってきました。しかし、雨雲レーダーを見てみると周りは雨雲に囲まれている模様。
最悪、ズブ濡れになるのを覚悟で雨雲の広がっていない丹波市方面へ出発。結果的に小雨がぱらついた程度で、雨雲から辛くも逃げることに成功しました!
ここで、宝塚方面へ帰るメンバーとは道路上で流れ解散。
最後の休憩ポイント&解散ポイントは、丹波市・稲継の交差点にあるジャパンの駐車場。楽しかったツーリングも、ここで終了です。
「家に帰るまでがツーリング!」と挨拶を交わし、帰宅の途に就いたのでした。
July 22, 2018 真夏の香住ツーリング おしまい
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