今回は、VBAを扱ううえで避けて通れない「変数」についてです。変数なんて言葉を聞くと、数学が苦手だった人はいやな汗をかくかもしれません。
でも、大丈夫!私も数学は苦手でした。
変数をVBEに書く位置によって、その変数が有効である範囲が変わるのですが、今回は割愛します。
変数とは、簡単にいうと数値などを仮に記憶させておく入れ物のことです。VBAでは入れ物に何を入れるか(文字列?数値?)をあらかじめ定義します。これを「型」といいます。
Accessを使う方なら、テーブルを作成するときにフィールドを定義することを知っていますね。それと同じことです。
フィールドの型と対応した変数の型は以下のとおりです。
テキスト型=String(すとりんぐ)
整数型=Integer(いんてじゃー)
長整数型=Long(ろんぐ)
通貨型=Currency(かれんしー)
単精度浮動小数点型=Single(しんぐる)
倍精度浮動小数点型=Double(だぶる)
日付/時刻型=Date(でいと)
Yes/No型=Boolean(ぶーりあん)
とりあえずこれだけ覚えておけば十分です。
では、おなじみメッセージボックス関数で、実際に変数を使ってみましょう。
変数を定義します。msgという変数に表示させたいメッセージを代入します。
使用される際は、そちらの環境で十分テストのうえ使用してください。
Sub hensutest() Dim msg As String ←ここで変数を定義(宣言)します msg = "変数のテストです。" ←ここで変数に文字列を代入します MsgBox msg End Sub
Dim msg As String という部分ですが、今の時点では変数を定義するときの定型文として覚えておいてください。
間違いなくコードを入力できたら、再生ボタンをクリックしてください。思ったとおりのメッセージが表示されましたか?
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