「巾木」とは、壁と床の境目にはる部材のことです。なくてもいいのですが、巾木があると、壁と床の接点を隠してきれいに見えます。

和休がリフォームを担当する部屋は、一部の壁が作り付けの棚になっていたのか、巾木が無い部分があるのです。
ほかの部分と合わせるために、巾木を貼ってみたいと思います。
板を貼って巾木にする

DYIショップ「RESTA」で巾木を購入しようと思ったら、デザインしてあるものしか見当たらなかったのです。
この部屋の巾木は、普通の板を貼り付けているような感じでしたので、ホームセンターで適当な木材を買ってきました。
ちょうど良いサイズを優先して選んだら、ヒノキ材になってしまいました。

壁に当ててみて、様子を見ます。
巾木の高さはOKです。あとは現物に合わせて、ノコギリでカットします。

つなぎ目に隙間ができないように細心の注意を払ってカットし、合わせていきます。

ここはぶつけたのでしょうか?壁が欠けています。

巾木を貼る前に、この部分を補修する必要があります。
エポキシパテで角の欠けたところを補修する

ホームセンターで、エポキシパテを買ってきました。気分は、1/1スケールの模型を組み立てる感じです。

このエポキシパテは、必要な量を切って使います。
そういえば、深夜の通信販売でこんなパテ売っていましたね。

切りました。
エポキシパテは、色が違う2種類のパテを混ぜ合わせることで化学反応が始まり、硬化する仕組みです。
では、練っていきます。

最初は結構固くて難儀しましたが、ネリネリしていくうちに柔らかくなってきました。

均一に混ざったら、準備完了です。
徐々に硬化が始まるので、手際よく進めていきましょう。

パテを盛る前の状態です。

空気が入らないように、ぐちゃ!と押し付けて、馴染ませていきます。

一定時間を置いて、硬化したものをやすりで整えました。
カチカチに固まって、触った感じは、石膏ボードと遜色ありません。
巾木をボンドで貼る

いよいよ巾木を貼っていきます。
使用するのは、木工用ボンドです。木工用ボンドなんて子供の工作に使うもんだと思っていたのですが、内装では結構使うみたいですね。
巾木と貼り合わせる壁に薄ーく縫って、貼り付けていきます。

木工用ボンドだけで固定すると少々弱いので、補強の意味も込めて、くぎを打ちます。
これは、「隠し釘」といって、打ち付けた後に釘の頭を飛ばすことで、目立たなく仕上がります。

和休が購入したのは、22mmの長さの釘です。

こんな感じに留めました。

ハンマーで軽く叩くと、釘の頭がポロっと取れます。

無事、巾木の施工が終わりました。

廻り縁と同様、白ペンキを塗って完成です。
次回はいよいよ、壁と床を仕上げていきます。
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